以下 http://mage8.com/magetan/roushi04.html より引用

原文
執大象、天下往。往而不害、安平太。
樂與餌、過客止。道之出言、淡乎其無味。
視之不足見。聽之不足聞。用之不足既。

書き下し文
大象(たいしょう)を執(と)れば、天下往(ゆ)く。
往きて害あらず、安平太(あんぺいたい)なり。
楽(がく)と餌(じ)とは、過客(かかく)も止(とど)まる。
道の言(げん)に出(い)だすは、淡乎(たんこ)としてそれ味わい無し。
これを視るも見るに足らず。これを聴くも聞くに足らず。
これを用いて既(つく)すべからず。

******************************

(12/19追記)
大いなる真理(道)に基づきこの世を渡って行く。
そうすると、どこに行っても害に会うことなく、安全に過ごせる。
美しい音楽や美味しそうな食べ物には、通行人も立ち止まる。
しかし、道について説明しても、色気も味気もなく興味が湧かない。
道の本質には姿形など無いので、視覚や聴覚の五感では分からない。
ただし、これを実践すれば無限の働きを成すのだ。