こないだ忠次郎くんと電話してたら「1時間くらい散歩するようにしてるよ」と言う。

ははぁ、身体鈍ってしまうしな、そうかちょっと歩いてみるかなと。
 
近所に大きな公園がある。
子供んときはグラントハイツと言って米軍の人たちが大勢住んでいた。
小学校の頃、よく忍びこんで遊んだものだ。
芝生とか大きな冷蔵庫とか、アメリカっていう感じに初めて触れた時はだった。
そこが返還になり「光が丘」と名前がつき、団地や公園や商業施設が出来た。
でっかかったんだなーー。
 
その光が丘公園に行ってみる。
ま、そこまで10分くらい歩くのだが。
行くだけで帰るかなの距離のよーな。
 

懐かしい。
よく来たのは30代が終わる頃、とにかく暇で暇でしょうがなかった。
毎日来れるんだもの。
 
僕は30代後半から40代前半の10年余り、めちゃくちゃ暇で、プラップラッしてました、はい。
 

この辺りに座って、ポーっとしたりね。
三味線稽古しろってのね。
そう言ってやりたいけど、そんな気になれなかったんでしょうね。
これからどうなるかなぁという不安がね、仕事の先が見えないという。
何もかもが中途半端な時期だったのかな。
焦ってた時期なんでしょうね。
 
わー、その頃を思い出すなぁ。
こっち行ったことないから行ってみようと歩くと、見覚えがある景色がある。
来てるんだわ、昔に。
そんな景色ばっかりだわ。
全て歩いてるな当時に。
 
 
ほんじゃ、また、ゆっくり来よう。
あわてて全部回らなくていいわ。
どこも行ったことあるんなら。
 
しかし、そんな思い出は差っ引くくらいに緑は気持ちがいいもんだ。