ある時のくまモン。
帽子とマント着てる!
なんと可愛い。

ホレホレ、そこのオンナ、どきなさい、いつまで話しこんどる、鉄九郎師匠が写真撮るんやから。


ホレホレーー、こっちだってーー、こっちのカメラよーー、そっちのカメラでなくーー、鉄六ーー、もっと声出してーーー、くまちゃーーーん、こっちこっちーー。

楽屋入りすると、足袋履いてスタンバイ。
出番前には、ウチの楽屋の前を通って行かねばいけません。毎日、一騒ぎしてから舞台に出かけるくまモン。


三味線持ってもらった。
「そんな大切なものはダメですーーー」とくまモンはゼスチャーしてましたが、最終的にやってくれます。
それがくまモン。

皿は割ってよい!


小鼓も持ったモン!

はい、じゃ、行ってらっしゃい。
くまモンスタンバイで僕らも舞台に参りますので。

そして、ついに千秋楽。


くまモン、落語家の衣裳で楽屋入り。
あれ?この写真、なんで鉄六なんだ?俺と撮らなかったんかな?
この、なんか、くまモン、若干ではあるが、女の人との時の方が嬉しそうなんだよなぁ。


千秋楽は、趣向がありました。

いつもなら、志の輔師匠が一席終わり橋掛りから帰るとそこからくまモン登場で高座の座布団取りに行き、座布団持って橋掛りから退場。くまモンが橋掛りに行ったところで長唄囃子連中舞台にスタンバイという段取りでしたが、千秋楽は、くまモンが下がろうとすると志の輔師匠再び登場して、橋掛りでくまモンとツーショットになる。
そして写真撮影オッケーとなる。
お客様たち大興奮!

で、僕らも写真撮っていいよね。
鉄六さん撮影。


くまモンの向こうに師匠います。
やんややんやの千秋楽でした。

「志の輔らくご銀座詣」12公演。
志の輔師匠は決して万全の体調ではなかった。
心配で心配で、でした。
でも、くまモンが毎日来てくれて師匠に挨拶に来てくれて、みんなもキャーキャー言って。
くまモンが師匠にみんなに元気をくださいました。


千秋楽でのくまモンとのお別れは、みんな涙涙で。

わたくし、くまモンを「搬入」などと言って申し訳なかったです。
はい、くまモンはくまモンでした。
これからもくまモンでしょう。
また会う時を楽しみに、三味線弾いていきます。


食堂のホワイトボードにくまモンが「本当の僕」という自画像を描いた。
ははぁ、細いのね!
な、アホなっ!