2013年から始めた「長唄の会」。

三七郎さんに唄ってもらうことは決まっていた。
で、もう一人誰かいないかなぁ?と相談したら、東音半田綾子さんを連れてきてくれた。
へぇ、女の子ぉって思ったけど、なるほど、これからは混合でやっていく時代だと思えたし、彼が連れてくるにはそれねりの理由があるはずだ。
すぐに綾子さんは馴染み、まるで昔から一緒にやってる気にさえなった。
チャレンジ精神というと大げさだけど、「やってみよー」という感じを持ってるとこに好感が持てる。
三七郎さんも一見大人しそうに見えるが、なかなかに「やってみよー」感を持っている。
長い付き合いだが、僕のフリに答えなかったことがない。すごく当たり前のようにやってくれる。
ほんとにそうだな、今まで考えたことなかったな、なんでもやってくれるんだな。
 
綾子さんのお母さんが半田昌恵さん。
綾子さんを通じて知り合いになった。
よく似た親子で、歌うとどっちの声だかわからないうちは、まだ良かったが、最近じゃ、どっちが喋ってるのかもわからなくなってきた。
なので、どちらかお会いするとお二人に会ってる気がするのも面白い。
 
新年会やりましょうとお誘いを受け、三七郎さんと3人で飲むことになった。
三七郎さんと「志の輔銀座詣」後、初顔合わせ。
ついこないだ終わったとこだな、もう数ヶ月ぶりのような気がする。
銀座詣の時には一切お酒を飲まなかった三七郎さんが、ビールやレモンサワーを飲んだ。
彼が飲むのをとても久しぶりに見た。
仕事の時はほとんど飲まない。
なかなかにプロフェッショナルなのだ。
ここにも、志の輔らくごをだった一人で13年間歌い続けている責任感と根性がうかがえる。
 
三七郎さんと半田昌恵さん。
 
すっごく寒い晩だったが、温かいお酒だった。
いよいよ今年が開けたな。