25日はお稽古日。
お稽古終わったら急にお腹が空いて空いて。
あれ?
お昼というか午後に結構食べたのに。
もう今夜はいらないなと思ったのに。

そして26日。
王先生の治療へ。
今日は良い天気だわ。
まぁ、良い天気だわ。
「今日は気持ちいいねぇ、良い天気よ」と王先生もご機嫌で、普段より治療がスゴイ。
声が出ないくらい痛いとこに刺す。
「痛すぎて声がでないよ」
「良い天気だから」
わっけわかんない。
まぁ、楽になるんだろーな。

よく鰻を食べろ食べろという。
今日は時間があるんで自由が丘をウロウロしてたら、リーズナブルな鰻屋さんを見つけた。
へぇ、鰻かぁ、と入ってみる。

1人でフラッと鰻屋に入るかい。
年代的にはオッケーだな。
肝焼きがあるというので肝焼きを。
ビールはいかなかった。
1人だし。

ま、でも、こういうとこに1人できて、ビールで肝焼き食べてねっておじさんもいる。
良い画ですね。
気持ちがいいです。

渋谷で買い物しようと思いながら乗った地下鉄、そのまま自宅最寄り駅まで来てしまった。
帰ってゴロゴロする。
時々ウトウトする。

夕方になる。
今夜は志の麿さんの二つ目昇進祝いの会がある。
客席で観て下さいと言うので出かける。
地下鉄に乗るとお腹が空いてきた。
昨夜と一緒だ。
腹減ったーーー。
なんか食べなきゃ、食べなきゃ。
鰻食べたのになぁ、もたへんなぁ、もったほうかなぁ、なんて考えながら。
清澄白河まで行く。
途中でどっか寄るほどの時間もないし、清澄白河行っちゃうと何にもないしなぁ。
そうや、楽屋に行こう。
今夜は鉄六が出囃子を弾くことになっている、何かあるはずや、なんか食べさせてもらおう。
深川江戸資料館を入ると三七郎さんに会う。
彼は志の麿くんの長唄の師匠、今夜の祝いの会に来ていた。
楽屋に連れてっもらう。
「兄さん、恥ずかしいよぉ、お弟子さんとこ行って何か食べさせてもらうなんて」
「だって他に方法がないだろ」
「恥ずかしいなぁ」

鉄六が自分のお弁当をくれる。
持って帰ろうとラップでぐるぐる巻きにしてあった中華弁当のラップをはがすことはがすこと、一本ラップが出来るくらい、あははははは。
「だって汁がこぼれたら大変だから」
おっしゃるとーり。
丁寧に持って帰る、良いことである。
楽屋同室の遠峯あこちゃんが「私のもラップたくさん巻いてくれたんですよ」と。

アコーディオンの可愛いあこちゃんのことをムスメのように思ってるんでしょーね、鉄六ねーさん、いや、鉄六かーさん。
コイツはサラッとしてるイメージがあるが、意外に面倒見が良い。
私、その2人の女子の楽屋にお邪魔して正座してお弁当をひたすら食べる。

お腹が良くなったとこで客席へ。
「は13」という席。
前から3列目の真ん中だ。
な、な、なんだ?
前過ぎないか?
こんなとこで観たことないぞ、聞いたことないぞ。
三七郎さんが隣じゃない、どこに座ってんだろ?
志の太郎くん、晴の輔さん、志の輔師匠、あこちゃん、志の麿くん。
みんなの芸を見たことがないわけじゃない、しょっちゅう見てるし聴いてるけど、こんな真正面の前方で見たことない。

こりゃ面白いわ、あはははははは。
面白いねぇ、この人たち、あはははははは。


5年目で二つ目の志の麿さん。
前座の時は片時も師匠のそばから離れないから、イコール僕らと一緒にいるって感じで。
してみると5年間、僕らと一緒にいた志の麿くん。
これで会わなくなるんです。
毎日のように会ってた人と会わなくなるってちょっと寂しいもんで。
志の輔学校の職員のような感覚なんだよなぁ。
よい噺家になって下さいねとエールを送った晩でした。