福島の青い空

 

2019年1月の記事です。そくそくと当時の悔しさがよみがえってきます。この時までも、この時からも被災者は故郷に帰ることができないでいます。

 

今では忘れられて、福島県の人以外、思い出す人もありません。避難者はまだ生きていて、各地で生き延びています。

 

故郷を失った悲しみは未だ解決してません。国からは、被災地には家が残っているのだから帰ればいいと言われています。帰る人なんかいません。

 

誰も帰っていないし、公共機関は役場しかなく、学校も病院もありませんし、生活のしようもありません。

 

被災者にとってまだ地獄からの脱出はできていないんです。

 

 

浮草ぐらし  都はるみ

 

明日のことさえ わかりはしない

ほかにいいやつ見つけなという

 

しあわせに ああなれなくたって

ついてゆきますねえあなた

 

明日の苦労が見えたって ついてゆく

 

無駄にするなよ 二度ないはるを

浮草ぐらしとふと目が笑う

 

 

都はるみさんは目下福島県に住んでおられる。よい伴侶に恵まれて幸せに暮らしておられます。ホテル住まいですからある意味浮草暮らしです。

 

それでもいんです、幸せならば。幸せのかたちは人それぞれでいいんです。