土湯女沼の紅葉

        福島の青い空

 

 

ロシアのフセイン

 

 

 

かつてイラクの大統領のフセインは隣国のクエートに武力侵攻した。当然国際社会は反発して、制裁を決議し、米国を中心とする多国籍軍はイラクを占領した。

 

穴の中で捕まったフセイン

 

人の国に武力侵攻して、これは俺の国ですなどと言っても、世界では通用しません。「核を使う用意がある」などと言って脅かしても、

「狂ったと思われて相手にされません。」

 

核を使われてはロシアはたまったものではありません。ロシアそのものがなくなるからです。当然プーサンはロシアに排除されます。いかに独裁者を誇ってもそれなりの清算を取らされます。

 

フセイン、チャウシスク、カダフィーなどの独裁者は決まって倒されそれなりの最期をとげました。サダーム・プーサンはウクライナ国民殺害の責任を取らされます。

 

国境を越え、武力侵攻し、他国民を多数殺傷すれば、それは戦争でなく虐殺です。ウクライナはロシアに報復していません。

モスクワには1発のミサイルも飛来していません。

 

ロシアは報復もできない国を攻め殺したんです。これは戦争でなく、ただの殺りくになります。

 

だから国際社会は怒っているのです。驚くのはロシア人です。大統領の命令ならば地獄まで一緒に行くことを選択したわけです。ただただ愛国心に燃えて、世界に冠たるロシア帝国になるのだぞ。

 

20年も権力の中枢にあると人間の脳は化学変化を起こし、グダグダになるという証拠です。アメリカ大統領が基本2期8年しか任期をつとめられないのには理由があるんです。

 

一人の人に権力が長い間集中することを防いでいるわけです。人類の知恵です。ロシア国民にはそういう人類の知恵が機能しなかったわけです。田舎者たるゆえんです。

 

ロシアには大統領の任期がありません。あってもないと同じなんです。自分たちで憲法を勝手に変えるからです。

 

プーサンの任期は30年でも40年でも自由勝手です。安倍晋三の自民党総裁と同じです。かってに規則を変えればいいんです。

 

サダーム・フセインにしろ、ロシア国民にしろ、侵攻の理由はいくらでもあると思う。だからと言っていたずらに侵攻していいものではない。それなりの責任を取らされるのは当たり前です。

 

ロシア、プーサンはサダーム・フセインと同じ末路にたどることになる。責任は20年も権力座につかせていたロシア国民の責任になる。

 

プーサン亡きあとも世界はロシアという国をまともに相手にしないと思う。プーサンのような独裁者をつくり出したのはロシア国民だからです。

 

せっかくゴルバチョフとエリツィンがソビエト体制を解体し、新しいロシアを建国してくれたのに、民主体制に満足しないロシア国民が、過去の栄光が忘れられず、プーチン帝国をのさばらせてしまった。

 

民主体制とはプーサンよりも国民が先に幸せになるシステムのことです。過去の栄光を懐かしむ民主体制などありません。

 

お金がない間は高望みしなかったロシアも、石油やガスが売れて景気がよくなったら、人の国を侵略し始めるなんて、なんていう国民なんでしょう。石油やガスではマウントはとれないんです。

マウント=自慢、主導権、自慢高慢 馬鹿のうち

 

石油やガスでマウントがとれるなら、アメリカは世界一の産油国ですし、サウジや、イギリスだってノルウェーだって世界有数の産油国です。

 

お金ができると人の国まで欲しくなって(マウントがとりたくなる)

攻め込むなどとは最低である。かつて財政困難になって、他国の援助や借金をしてしのいできのに、石油が売れガスが売れて財政が好転すると他国を侵略する。

 

俺はマウントを取ったんだぞ。文句あっか。では世界の信頼はなくなりますよ。何のためにロシアの先人たちは苦労したんだろう。石油が売れてマウントを取るためなのか。

 

欧米がロシアの石油やガスを買うのは安いからではありません。経済というもので平和と安全を構築することを教えるためです。北方のクマには通用しませんでした。ロシアは自ら人でないことを証明したわけです。

 

かっては共産圏の領袖として世界を2分してマウントをとっていた。世界はビクラビクラして、ソ連の顔色を窺っていた。あの頃のソ連、あの頃の栄光のロシア、すべて夢のようだ。もう一度あの頃に帰りたい。

 

過去という泉は深い。すべては過去に飲み込まれて、目的地にたどり着けた者はいない。過去に向かうものはかならず滅びる。歴史は再び戻らない。

 

150年前に日本を牛耳った長州藩閥もすでに過去の仇花である。日本は夜明けを迎えてから150年もたったのだ。いつまでも長州藩閥にマウントを取られてはいられない。

 

長州藩閥政治の行きついたところは結局大日本帝国の滅亡であった。このことから長州政治は亡国の道だということがわかる。早く安倍に辞めてもらってよかった。日本は運がついていたんである。

 

ロシアだって今さらソ連なんて流行らない。現在は民主主義の時代だ。石油やガスで儲けた金持ちには金持ちの責任がある。

 

それがカネを儲けたんで他国を侵略するなんて、ほんとの田舎者だね。時代に取り残されたもの。北方のクマ。プーサンはいずれは穴の中でロシア人たちに殺されるでしょう。

 

アメリカだって戦争を決めるのは大統領ではない。議会が決めるのだ。誰だ!大統領が決断しろなどと言ってるのは。

 

ウクライナ人を攻め殺せと命令したのはプーサンです。独裁政権になったのはロシア人の責任です。

 

やるかやらないかを決断するのはアメリカ国民だし、金を出すのはアメリカ国民だ。つまり議会が決めるんだ。大統領の権限ではない。いくら大統領が決めても金は一銭も出ない。一銭くらいは出るか、大統領が自分で出せばいい。

 

日本の国権の長は衆議院議長なんですよ。オレではないんです。オレは勉強してないから勘違いしてたんです。

オレは憲法を読めません。難しい字ばっかりだからです。

 

朕てなんだ?。

 

日本国首相、自民党総裁安倍晋三が日本で一番偉いと思ってたんです。天皇陛下を除いてはです。一番偉い人は衆議院議長だったんです。安倍ちゃんは知らなかった。

 

最高裁の長官の任命は首相がしますが、衆議院の長は議院が任命するんです。首相ではありません。首相もオレ自身が任命するんではありません。議会が任命するんです。まあ一応天皇陛下ですが。あれは格好だけですよ。