福島の青い空(543)




オオタカネバラ(1)



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オオタカネバラは土湯の野草園で毎年見てきたが、縁がなくて今ま

南会津下郷町の中山風穴に咲いているオオタカネバラとは無縁

だった。

ここ中山風穴は地下から冷風が吹きだすので、標高は低いが、高山

植物が多く咲いているので有名です。

ベニバナイチヤクソウとの出会いも楽しみだ。

オオタカネバラは野生のバラでは一番の大型である。ハマナスより

大きい。

土湯のオオタカネバラはこの中山風穴が天然記念物に指定される前

に採取していたらしい。中山風穴のオオタカネバラだそうだ。

このバラをオオタカネバラだと言い当てたのは私が初めてだそうで

園主夫妻はことのほか喜んだ。

その本場をいよいよ尋ねるわけである。

登山をやめて、地球を水平にあるきだした。だから行きたかったと

ころで、今まで行けなかったところを尋ねて歩きたいと思ってい

る。

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今度はいきなり下郷町では芸がないので、西那須野から国道400

号に出て、121号線に抜けるつもりです。

約400Kmに及ぶと思われます。

121号線を北上する。1878年(明治10年)イザべラバード

が歩いた道である。121号線は福島からはだいぶ距離があって今

まであるいたことがなかった。会津の表街道だったのに、いろいろ

な歴史の本を読んでもいまいち、現実感がなかった。やはりこの目

で確かめなければなにもわからない。「百聞は一見にしかず」。

田島町はよく通るが、登山のためだけで、街道筋を眺めてあるくな

どということは、あまりやっていない。

したがって福島県境にある山王峠も初めてである。

当初の予定は前日出発してどっかに車中泊して、それからゆっくり

北上しようと計画していたが、昨日になって突然家人が「年寄りを

ひとりで行かせるわけにはいかない」と言いだしたのだ。

いくら説得しても言いだしたらきかない。

それで急きょ予定を変更して車中泊をやめ、日帰りすることにし

た。

車中泊などさせたら一生何言われるかわからない。あれから背中が

痛くて治らないとか冷え症が出てひどいなどなどです。

え!なぜ宿に泊まらない?わたしは肉を食べないんです、おまけに

玄米ごはんを出せなどといったら叩き出されます。だからいつも素

泊まりなんです。納豆やトロロ汁などねばねばするものは、3親等

以内の人が開けたものしか食べられません。受け付けないのだから

しょうがありません。このほかに毎日アルカリイオン水を1.5

リットル飲みます。家人は一切横目で見てるだけです。

夕べも焼き肉焼くなら家焼くなって言ってました。

親しげなことを言って笑わせていますが、みなさんの開けた納豆な

どぜったい食いませんよ。

人間はまともですが、生活習慣が複雑なんです。

このへんがみなさんと違うところです。

もちろんいっぱいやるなどという楽しみはありません。

酒など飲む人は好んで命を縮めている馬鹿のやることです。

「1日運転するのはいやだなあ~」と言っても聞かないのである。

歳とればより疲れが増して、危険な状態になる。

だから前日に行くと言ったのに意に介さない。

今まで安全だったからこれからも安全だと思っている。女は浅はか

である。この歳では1日400キロは無理だあ~。

運転しない人間はその辺の感覚が鈍い。まるで悪徳運送業者の社長

のようである。

結婚以来、喧嘩しなかった日は一度もないと言ったことがあるが、

運転中に喧嘩を吹っかけられるのは、困りますう~。二人の旅行は

必ず喧嘩になるんです。眠気覚ましに喧嘩を吹っかけてるわけでな

く、それだけ人と言い争ったり、威張るのが好きなんです。要する

に負けたくないんです。

日常のストレス解消に喧嘩を吹っかけられたんではかなわない。

なんとなくわかるでしょう。そういういう女なんです。

しょうもないわがまま女。

あしたのこと考えただけで憂鬱になります。

自由で創造的な毎日はウソです。日常の半分は忍耐と服従なんで

す。変わり者などと言われていじめられるんです。

玄米ご飯のおにぎりだけでなく、銀めしのおにぎりまでつくってい

なければならないという、ややっこしい話になります。セブンイ

レブンのおにぎりは食いたくありません。