信心銘
今日の坐禅クラブで、「信心銘」が配布されました。
今後、一語一語味わい乍、クラブ員一同が、「信心銘」から学んで行きます。
そこで、以下のサイトの既刊54回の「信心銘」の解説を、参考に完読致しました。
「信心銘」を読む会→http://www.eonet.ne.jp/~240yossa/shinjin.htm
信心銘拈提
【定義】中国禅宗第3祖鑑智僧璨禅師の『信心銘』について、日本曹洞宗の太祖瑩山紹瑾禅師が註釈した解説書です。
【内容】「拈提」と言うのは、直訳すれば「つまんで示す」事なのですが、ここでは古人が書いた著作等を主題として、後代の者が自らの意見を示す事です。
本書の場合、中国禅宗第三祖とされた鑑智僧璨(?~606年)禅師の手に成るとされる『信心銘』について、瑩山禅師が自らの考えを示したものだとされて居ます。
尚、瑩山禅師の著作には、常に同じ問題が付き纏うのですが、この『信心銘拈提』も、本来總持寺で保管されて居た写本が、筆者の名前を欠いて居り、本当に瑩山禅師の著作かどうかは、分から無いのです。
勿論『信心銘』自体は、『景徳伝燈録』等にも収録される程ですから、とっくに日本に伝わって居たと考えて良く、中国曹洞宗の系統に成る真歇清了(1088年~1151年)禅師には、『信心銘拈古』がある為、こう言った提唱録を作る習慣も無かった訳では、無いのです。
挙信心銘 道什麼。節目既顕。禍言一出、一人作虚。千人伝実〈中略〉不思量而現、不回互而成・・・〈以下略〉
最初に「挙信心銘」の様に『信心銘』の原文が示されて、後に「道什麼」以下瑩山禅師の意見が書き加えられると言う様な内容です。
そこで、本書が日本曹洞宗の影響下にある事を示す証拠として、極一部を挙げれば、この「不思量而現、不回互而成」と言う部分は、道元禅師の『坐禅箴』から引用されている為、明らかに道元禅師の後代に於いて作成された事が、分かります。
以降の箇所についても、四字二句の八字を一つの単位として詳細な解説が付き、又その解説は多くの禅籍から言葉を引用しながら行うと言う非常に高度な内容ですので、少なくとも誰かが適当に捏造した様な代物では、無いのです。
それを直接に裏付ける資料は無いのですが、様々な観点から瑩山禅師の著作であろうとされて居ます。
瑩山禅師の時代以降は、特に日本曹洞宗に於いて、こう言った「拈提」等の註釈形式が流行し、曹洞宗でも多くの公案について、様々な参究がなされました。
これらが現在でも各地のお寺に秘蔵されている「洞門抄物」と呼ばれる著作群なのです。
これらは、従来曹洞宗に於いて鎌倉期と江戸期の間にあって、宗門の暗黒期と迄言われた室町期に、非常に豊かな学びがあった事を、証明しました。
【原典・解説書等】『常済大師全集』に、収録されて居ます。
東隆眞『信心銘拈提を読む』春秋社・2003年
現在、金沢大乗寺住職の東隆眞老師による『信心銘拈提』の講話です。
写真は、2009年1月に公開予定の映画「禅」のポスターです。
今後、一語一語味わい乍、クラブ員一同が、「信心銘」から学んで行きます。
そこで、以下のサイトの既刊54回の「信心銘」の解説を、参考に完読致しました。
「信心銘」を読む会→http://www.eonet.ne.jp/~240yossa/shinjin.htm
信心銘拈提
【定義】中国禅宗第3祖鑑智僧璨禅師の『信心銘』について、日本曹洞宗の太祖瑩山紹瑾禅師が註釈した解説書です。
【内容】「拈提」と言うのは、直訳すれば「つまんで示す」事なのですが、ここでは古人が書いた著作等を主題として、後代の者が自らの意見を示す事です。
本書の場合、中国禅宗第三祖とされた鑑智僧璨(?~606年)禅師の手に成るとされる『信心銘』について、瑩山禅師が自らの考えを示したものだとされて居ます。
尚、瑩山禅師の著作には、常に同じ問題が付き纏うのですが、この『信心銘拈提』も、本来總持寺で保管されて居た写本が、筆者の名前を欠いて居り、本当に瑩山禅師の著作かどうかは、分から無いのです。
勿論『信心銘』自体は、『景徳伝燈録』等にも収録される程ですから、とっくに日本に伝わって居たと考えて良く、中国曹洞宗の系統に成る真歇清了(1088年~1151年)禅師には、『信心銘拈古』がある為、こう言った提唱録を作る習慣も無かった訳では、無いのです。
挙信心銘 道什麼。節目既顕。禍言一出、一人作虚。千人伝実〈中略〉不思量而現、不回互而成・・・〈以下略〉
最初に「挙信心銘」の様に『信心銘』の原文が示されて、後に「道什麼」以下瑩山禅師の意見が書き加えられると言う様な内容です。
そこで、本書が日本曹洞宗の影響下にある事を示す証拠として、極一部を挙げれば、この「不思量而現、不回互而成」と言う部分は、道元禅師の『坐禅箴』から引用されている為、明らかに道元禅師の後代に於いて作成された事が、分かります。
以降の箇所についても、四字二句の八字を一つの単位として詳細な解説が付き、又その解説は多くの禅籍から言葉を引用しながら行うと言う非常に高度な内容ですので、少なくとも誰かが適当に捏造した様な代物では、無いのです。
それを直接に裏付ける資料は無いのですが、様々な観点から瑩山禅師の著作であろうとされて居ます。
瑩山禅師の時代以降は、特に日本曹洞宗に於いて、こう言った「拈提」等の註釈形式が流行し、曹洞宗でも多くの公案について、様々な参究がなされました。
これらが現在でも各地のお寺に秘蔵されている「洞門抄物」と呼ばれる著作群なのです。
これらは、従来曹洞宗に於いて鎌倉期と江戸期の間にあって、宗門の暗黒期と迄言われた室町期に、非常に豊かな学びがあった事を、証明しました。
【原典・解説書等】『常済大師全集』に、収録されて居ます。
東隆眞『信心銘拈提を読む』春秋社・2003年
現在、金沢大乗寺住職の東隆眞老師による『信心銘拈提』の講話です。
写真は、2009年1月に公開予定の映画「禅」のポスターです。