月組公演を観劇しまして感想です。
月組公演「フリューゲル -君がくれた翼-」
作・演出 斎藤吉正

私には珍しく、公演が始まってから1週間頃の観劇。
ポスター画像を見た印象は、ちょっとまとまり感が…
シリアスではなくコメディタッチなのかな?よくわからない感じでした。
まだ公演初期だったので、ややこなれていない感はあったものの、予想よりずっと楽しく観れました。
ごくごく簡単なあらすじ♪
ドイツが東西に分断されていた頃の物語。
民主化の波が押し寄せる東ドイツでは民衆の不満を解消するため、世界的なスター歌手ナディア・シュナイダー
を招聘したコンサートを開催する。
その責任者に任命されたのは軍の広報担当のヨナス・ハインリッヒ。
自由奔放なナディアと生真面目なヨナスは反発しあうが、彼女の歌を聞き次第に打ち解けていくヨナス。
その2人を監視する秘密警察のヘルムートは、ヨナスの大学時代の同期だった。
ベルリンの壁が崩壊する激動の時代を描いた、コミカルでハートウォーミングな作品。
全体的な感想♪
斎藤先生の作品は結構好きなものが多いです。
斎藤作品のお芝居で何が好きなんだろうと考えたのですが、音楽の使い方ですね。
ショーならスピード感があって、お芝居だと音楽の使い方が大変効果的🎵
ここぞという時に音楽が入る、そのセンスが好きですね
話しの筋や人物描写が少々荒くても(笑)、音楽の力により物語が盛り上がっています。
題材は重めですが、内容はコミカル。
公演が始まった頃イマイチという声もあったようですが、私は楽しめました
確かに、丁寧な作りとはいえない筋運びと、斎藤先生恒例の(笑)話しのてんこ盛り。
でも、実際観てみると心あたたまる作品です。
もし、推しが出演していたら普通に通えますね
あと、ベルリンの壁崩壊シーンや東西ドイツをぐるぐる廻る盆の回転で見せて、大劇場の舞台機構を駆使した演出も効果的で、この作品をいっそう盛り上げていました。
それでは、キャストの感想です♪
ヨナス・ハインリッヒ(月城かなと)
東ドイツ軍の広報担当者、より軍人らしい任務を希望しているが、招聘した世界的歌手の護衛を任命される。
(後に誤解とわかるが)子供時代に信じていた母がナチスに加担した疑いにより逮捕され、心に深い傷を負い母を憎む。
西側育ちのナディアと、ことごとくぶつかるやり取りがコミカルでおもしろい。
初めは彼女の言動に驚き呆れるヨナスですが、ヨナスも結構言うんですよね。
ナディアの服を見て、「トンチキ」と言ったりしておかしい🤣
かなりぶっきらぼうな対応です。
題材は重めですが、内容はコミカル。
公演が始まった頃イマイチという声もあったようですが、私は楽しめました
確かに、丁寧な作りとはいえない筋運びと、斎藤先生恒例の(笑)話しのてんこ盛り。
でも、実際観てみると心あたたまる作品です。
もし、推しが出演していたら普通に通えますね
あと、ベルリンの壁崩壊シーンや東西ドイツをぐるぐる廻る盆の回転で見せて、大劇場の舞台機構を駆使した演出も効果的で、この作品をいっそう盛り上げていました。
それでは、キャストの感想です♪
ヨナス・ハインリッヒ(月城かなと)
東ドイツ軍の広報担当者、より軍人らしい任務を希望しているが、招聘した世界的歌手の護衛を任命される。
(後に誤解とわかるが)子供時代に信じていた母がナチスに加担した疑いにより逮捕され、心に深い傷を負い母を憎む。
西側育ちのナディアと、ことごとくぶつかるやり取りがコミカルでおもしろい。
初めは彼女の言動に驚き呆れるヨナスですが、ヨナスも結構言うんですよね。
ナディアの服を見て、「トンチキ」と言ったりしておかしい🤣
かなりぶっきらぼうな対応です。
気の強い女性に振り回される役、『ロマンス劇場』を思い出します。
母が逮捕された後、叔父一家に引き取られ傷を抱えながらも真面目に育つ。
正義感も強く大変実直に育ったのは、あたたかい叔父たちのおかげですね。
現代の軍服姿が似合っていてとてもカッコいい
スリムなれいこちゃんが軍人らしく逞しく見える、体形補正が見事ですね~
テーマ曲も安定感があり豊かさを感じさせる、高らかに歌う第九の歌唱もよかったです
ナディア・シュナイダー(海乃美月)
西ドイツの世界的なスター歌手、スターらしいわがままさのある自由奔放な女性。
今回は、トップ娘役さんがあまり演じないタイプの役かもしれません。
大人っぽいうみちゃんですが、前回の『応天の門』の昭姫といい、今回のはじけた女性もサマになっていました。
母が逮捕された後、叔父一家に引き取られ傷を抱えながらも真面目に育つ。
正義感も強く大変実直に育ったのは、あたたかい叔父たちのおかげですね。
現代の軍服姿が似合っていてとてもカッコいい
スリムなれいこちゃんが軍人らしく逞しく見える、体形補正が見事ですね~
テーマ曲も安定感があり豊かさを感じさせる、高らかに歌う第九の歌唱もよかったです
ナディア・シュナイダー(海乃美月)
西ドイツの世界的なスター歌手、スターらしいわがままさのある自由奔放な女性。
今回は、トップ娘役さんがあまり演じないタイプの役かもしれません。
大人っぽいうみちゃんですが、前回の『応天の門』の昭姫といい、今回のはじけた女性もサマになっていました。
劇中、コンサートシーンがあるのですが、裏声がやや弱い所が惜しい、地声歌唱の所はよかったです。
うみちゃん、楽しそうに演じられていたのが好印象ですね
うみちゃんの鬘選びのセンスがいいですね、今回の金髪の鬘もよく似合っていました
ヘルムート・ヴォルフ(鳳月杏)
東ドイツの秘密警察官、ヨナスの大学の同期。
うみちゃん、楽しそうに演じられていたのが好印象ですね
うみちゃんの鬘選びのセンスがいいですね、今回の金髪の鬘もよく似合っていました
ヘルムート・ヴォルフ(鳳月杏)
東ドイツの秘密警察官、ヨナスの大学の同期。
民主化の波を食い止めようと学生運動を取り締まり、監視の目を光らせる。
トップさんと敵対する黒い役ですが、人物像の書き込みが緻密でないのでよくわからない点が多い。
それでも、彼は信念により東ドイツの社会主義体制と、ベルリンの壁を存続させることに執着した故の悲劇を演じられていました。
ちなつさんの軍服の着こなしのスマートさ、それに滲み出る色気といったら!
秘密警察がこんなに色気があっていいんでしょうか(笑)
トップさんと敵対する黒い役ですが、人物像の書き込みが緻密でないのでよくわからない点が多い。
それでも、彼は信念により東ドイツの社会主義体制と、ベルリンの壁を存続させることに執着した故の悲劇を演じられていました。
ちなつさんの軍服の着こなしのスマートさ、それに滲み出る色気といったら!
秘密警察がこんなに色気があっていいんでしょうか(笑)
クールで大人の男性を演じることができる貴重な方です。
ルイス・ヴァグナー(風間柚乃)
ルイス・ヴァグナー(風間柚乃)
ナディアのマネージャー、実はNATOのエージェント。
マネージャーとしてはふざけた軽い感じの青年、ポスターでピースマークをしてますよね、あの感じです。
ユーモラスで笑いを取りに来る風間柚乃、おもしろいです。
銀橋で歌うシーンもありました、客席を釣りまくるおだちん(笑)。
お芝居終盤、一転してまじめなエージェント、本当に安定のお芝居ができる方ですね。
エミリア・ハインリッヒ(白雪さち花)
ヨナスの母、ナチスに加担した疑いで逮捕される。
お芝居終盤のヨナスとのやり取り、年老いて記憶が昔のまま止まってしまったエミリアの姿が痛々しくて、目が潤んでしまいました。
いつもながら歌が上手で聴かせますね
あとは、
ナディアに西ドイツの夜景を見せようとするヨナスに粋な計らいをする、普段は立ち入り禁止の国境の監視員、ルドルフ(彩音星凪)もよかったですね~
ナディアにデレデレでチョロイ(笑)
西ドイツでナディアのコンサートに潜入するスパイ・ミク(彩みちる)
コードネームは“チルチルミチル”って~🤣
みちるちゃんは上級生になってもかわいらしさが残る方です

民主化運動に理解あるフランツ神父(夢奈瑠音)
東ドイツの民主化を求める学生たちが夜毎集う教会の神父。
お芝居終盤の第九の歌い出しも担当されています、いい役ですね
マネージャーとしてはふざけた軽い感じの青年、ポスターでピースマークをしてますよね、あの感じです。
ユーモラスで笑いを取りに来る風間柚乃、おもしろいです。
銀橋で歌うシーンもありました、客席を釣りまくるおだちん(笑)。
お芝居終盤、一転してまじめなエージェント、本当に安定のお芝居ができる方ですね。
エミリア・ハインリッヒ(白雪さち花)
ヨナスの母、ナチスに加担した疑いで逮捕される。
お芝居終盤のヨナスとのやり取り、年老いて記憶が昔のまま止まってしまったエミリアの姿が痛々しくて、目が潤んでしまいました。
いつもながら歌が上手で聴かせますね
あとは、
ナディアに西ドイツの夜景を見せようとするヨナスに粋な計らいをする、普段は立ち入り禁止の国境の監視員、ルドルフ(彩音星凪)もよかったですね~
ナディアにデレデレでチョロイ(笑)
西ドイツでナディアのコンサートに潜入するスパイ・ミク(彩みちる)
コードネームは“チルチルミチル”って~🤣
みちるちゃんは上級生になってもかわいらしさが残る方です
民主化運動に理解あるフランツ神父(夢奈瑠音)
東ドイツの民主化を求める学生たちが夜毎集う教会の神父。
お芝居終盤の第九の歌い出しも担当されています、いい役ですね
残念なのが二コラ・シューバルトの蓮つかささん。
今作で退団されますが、あまり印象的な役でなかったのが寂しいです。
でも、あたかなお人柄が感じられるイケオジを演じられていました。
あとがき♪
冒頭にアフガニスタンの戦場シーンがあり、ドイツとの関わりを知らなければわかりにくい場面もありましたが、全体としては“いい方”の斎藤作品でした。
今作で退団されますが、あまり印象的な役でなかったのが寂しいです。
でも、あたかなお人柄が感じられるイケオジを演じられていました。
あとがき♪
冒頭にアフガニスタンの戦場シーンがあり、ドイツとの関わりを知らなければわかりにくい場面もありましたが、全体としては“いい方”の斎藤作品でした。
オリジナル作なのでどうかなと思っていましたが、月組生にたくさん役があり、下級生に銀橋を複数回渡らせたり、斎藤先生の月組への愛も感じられました。
続くショー、『万華鏡百景色』への振りも、『万華鏡』は『バンカキョウ』と読むんだと、ヨナス達にセリフとしてアピールして笑いを誘ったり。
続くショー、『万華鏡百景色』への振りも、『万華鏡』は『バンカキョウ』と読むんだと、ヨナス達にセリフとしてアピールして笑いを誘ったり。
大劇場デビューする後輩・栗田優香先生への優しさもありました。
全体として楽しめる作品でした
全体として楽しめる作品でした
