知的障害とは「心身の発達期に現れ、知的な発達が同じ
年齢の子供と比べて大きく遅れ、日常生活の適応に困難
がある状態」をいいます。心身の発達期とは18歳くら
いまでとされています。それ以降に知的機能の低下を
示したものは「認知症」として区別します。
①軽度知的障害(IQ70~50) 日常生活にさしつかえ
ない程度に自立可能です。職業的自立を目指すことは
可能ですが、抽象的な思考や推理は苦手とされています。
②中等度知的障害(IQ50~35) 環境の変化に適応
する能力は乏しいのですが、身辺自立はできるように
なります。
④重度知的障害(IQ35~20) 身辺自立が困難で
援助を必要とします。コミュニケーションもとり
にくいので配慮が必要です。最重度の知的障害者では
肢体不自由などの重複障害や合併症を持つ場合も多く
みられます。