98年だったかな
シーキングザパールがフランスで勝ち
翌週にタイキシャトルが勝ち
極東の島国の調教馬がヨーロッパの分厚い壁に跳ね返されずに通用した
そして翌年の99凱旋門賞
ヨーロッパの2400mの王道路線のど真ん中
果敢に逃げるエルコンドルパサー
素晴らしい脚色で最後の直線向かう
アナウンサーが叫んだように正に日本の夢をのせてのラストスパート
馬券の発売も無かったが、真夜中にもかかわらず多くの競馬ファンが叫んだと思う
猛追してくるのはあのモンジュー
史上最悪とまで言われた極悪馬場での死闘
今年のサウジカップではそっくり入れ替わったか?
初コース、初ダートに挑む、香港のロマンチックウォリアー
香港の夢を乗せて、最後の直線
追うのは昨年のサウジダービーの勝ち馬フォーエバーヤング
チャンピオンが二頭居た
あの時、敗れた日本は最大限の賛辞をもらった
あれから四半世紀
失われた30年と世間では嘆かれるが
今夜はJapan as No.1と高度経済成長期の輝きを取り戻したかのような4連勝
フォーエバーヤングがサウジカップに優勝
もちろん凄いこと
だが快挙としては
あのロマンチックウォリアーに勝ったって事の方が大きいのではないか?
敗れたロマンチックウォリアー
エルコンドルパサーがそうだったように
大きなハンデがあったと思う
砂の王者達を相手に怯むこと無く真っ向勝負
レース前からあらゆる関係者からのリスペクトがあったが
レース後に更にリスペクトされたのではいか