先ずは香港ヴァーズ

プラダリアが押し出されるように先頭に

当然スローのヨーロッパのような展開に

3コーナーからペースが上がるが

後方にいたステレンボッシュがすごい勢いで捲る

この加速力は日本馬の特徴だろう

しかし加速は良いが長く脚を使えない

内でルクセンブルクがしぶとく食い下がってくる

やはりルクセンブルクには2400は少し長いのか

ルクセンブルクはヴァーズでなくカップで見たかったが、

ステレンボッシュがルクセンブルクをようやく競り落としたところで、馬群の中からジアヴェロットが素晴らしい脚で伸び突き抜ける

ステレンボッシュは3コーナーから脚を使った分だけ余力がない、内から上がってきたドバイオナーにも交わされ3着

ヨーロッパの中堅クラス相手にまずまず健闘


続いて香港スプリント

ここは地元のニュースター、カーインライジングが1本被りの人気

それ程強いのか?レースを見ていても、カリフォルニアスパングル、ヴィクターザウィナー等の強豪に絡まれ、案外しんどいのではないか?

日本のルガルが手応え良く外から上がってくるが、そこから前が止まらない、香港の短距離が世界一のレベルとといわれる所以か、

カリフォルニアスパングルが新旧交代に抵抗しカーインライジングもなかなか抜け出せない、

そんな中でモレイラに導かれ馬群の中からサトノレーヴが抜け出してくる

それでもカーインライジングがジリジリと抜け出す

サトノレーヴも追いすがるが、外からヘリオスエクスプレスが飛んでくる

カーインライジングが押し切り、ヘリオスエクスプレスが2番手、内からうまく立ち回れたサトノレーヴが3着

これは大健闘だろう


そして香港マイル

この路線の絶対王者ゴールデンシックスティがいないここならとソウルラッシュに期待をするが

いつもより手応えが悪くみえる

3コーナーから押っつけどうし

香港のヴォイッジバブルが抜け出す

ゴールデンシックスティがいなければこの馬が香港のマイルではNo.1だといわんばかりに直線堂々と抜け出す、

外からソウルラッシュが追い込むがコーナリングの差が大きくて捕まえられない

終わってみればゴールデンシックスティとナミュールがいなくなり昨年の2着4着5着がそのまま1、2、3着

順当といえば順当か


メインの香港カップ

最強のロマンチックウォリアー対日本の三冠牝馬リバティアイランドが戦前の話題となっていたが

昨年の日本ダービー馬タスティエーラも天皇賞(秋)で復活してきて勝ち負けまであるかと思われ

ヨーロッパからもスピリットダンサーなど平坦コースに強い馬が参戦し

打倒ロマンチックウォリアー包囲網を形成するが

ロマンチックウォリアーの壁は高過ぎた

4コーナーで抜け出しをはかるタスティエーラに並びかけマークしていたスピリットダンサーを突き放す

後方で脚を溜めていたリバティアイランドが外から伸びるが前を行くロマンチックウォリアーも同じような脚で伸びていくので届かない

騎手が後ろを振り返る余裕を見せながら悠々とゴール

世界でも最強クラスの中距離馬

この馬は世界有数のスピード競馬の日本のマイルの流れでも易々と追走し抜け出せるスピードとパワーを持っており、タスティエーラやプログノーシスなどの日本馬が先に抜け出して追撃を封じようとしても直線で捩じ伏せ

ナミュールやリバティアイランドなどの末脚自慢が追いかけても寄せ付けない

昨年の秋の天皇賞で見たかった

来年はサウジカップとドバイワールドカップに参戦する計画

ダートもこなせれば一気に世界制圧まであり得る

この夢のあるプラン

もしロマンチックウォリアーがセン馬でなければ種牡馬ビジネスに目をつけられとっくにイクイノックスのように引退してただろう