大方の予想通り ドスロー

シンエンペラーが押し出されるように先頭で1コーナーを抜けてくとは…これは想定外

そして二番手にソールオリエンスこれもスローを見越して前目のポジションを狙ったか?

みんな手綱を押さえたスローの団子、これはヨーロッパ勢には持って来いの展開だったのではないか?

向こう正面でビュイックのドゥレッツァが外から主導権を奪い、ようやくレースが流れ始めた

シンエンペラー、ソールオリエンス、スターズオンアースが二番手グループを形成し、その後のチェルヴィニアとフランスのゴリアット、その後ろにCデムーロを鞍上に迎えたジャスティンパレス、外にオーギュストロダン、内にダノンベールガ

ドウデュースは若干かかり気味か騎手が少し引っ張ってる…

この辺りではまだどの馬が来るか解らない緊迫した展開


4コーナーからドウデュースが凄い加速で上がってく

すさまじいコーナーワークで

直線入り口からオーギュストロダンに並びかけチェルヴィニアの後ろに押し込む

この加速力、この瞬発力は日本馬の特徴だろう

その象徴がドウデュースだ

そのままチェルヴィニアに襲いかかり、ニ冠牝馬を苦もなく突き放していく、

ドウデュースのあまりの迫力にチェルヴィニアが怯んだように見えた

しかし先頭のドゥレッツァが菊花賞馬の意地を見せ激しく抵抗してくる

ドウデュースも2400は少し長いのか

坂を上がってから脚色が鈍り出す

逆にインコースからシンエンペラーが伸びてくる

ドウデュースがダービー馬の意地でドゥレッツァをかわす

内からシンエンペラーが凱旋門賞の鬱憤を張らすように伸びてくる


パドックで一番よく見えた二頭

なんだろう

馬の調子と言うかオーラのような雰囲気がこの二頭にはあった


オーギュストロダンがディープインパクトの血で日本の馬場に適応するのでは?と言われたのは

凱旋門賞時のシンエンペラーと同じ

ブリーダーズカップクラシックのシティオブトロイと同じ

これほどのトップホースが揃ったなかでは血統だけで勝ち負けなんて判断できない

サラブレッドなんてのはどれも良血だから

オーギュストロダンは確かに日本の馬場に適応しただろう

後ろに6頭いたのだから

ゴリアットも意地を見せて伸びていたが

もっと早く欧州馬の持続力を見せるように動いてたら

結果は違ったかもしれないが

日本の馬と瞬発力の違いで離されたようだ


日本馬がヨーロッパで勝ち負けできないのは

ヨーロッパのペースに合わせるからか?

もし凱旋門賞が同じメンバーで東京競馬場で開催されてたらシンエンペラーは勝ててたか?

ヨーロッパのペースに幻惑され力を発揮できなかったのかもしれない


日本馬の瞬発力を殺すためにレベルスロマンスは3コーナーからロングスパートしていく

そこからいきなりアメリカ競馬のようにハイペースで相手のスタミナを削ぐやり方だ

今回ドゥレッツァがそのような走りをしたように思える

そしてヨーロッパ血統のシンエンペラーが先行から伸びた

ドウデュースがBCターフのローシャムパークの二の舞にならずに済んだのは、この馬がサラブレッドの種の限界に近い瞬発力を持ってたからではないか