やっぱりスタートからシンエンペラーを見てしまう

3番ゲートで包まれる心配があったが、序盤は先行勢の直後、強敵のエコノミクスとオーギュスト・ロダンは後方

非常に良い位置がとれたように見えた

しかし、この馬とルクセンブルクは頭が高い…

凱旋門賞でも見られる日本馬の重心の高いそれと同じだ

そして勝負どころ手前

エコノミクスが押し上げてくる、見るからにシンエンペラーと違う低いフォームで推進力が感じられる

そしてそれを追ってオーギュスト・ロダンが押し上げてくる

シンエンペラーは閉じ込められた

最も恐れてた展開

コーナーで外に張り出して強い二頭を更に外を回させるような騎乗をしないと…

前が詰まり横が開かない…どん詰まり

大事に乗りすぎた騎手は非難されるべきか?

レースに出るからには勝ちに行かなくては…

しかし結果的にそれが良かったのか?

ヨーロッパのロングスパート合戦に付き合わず

最後に日本馬の瞬発力が生きた展開

抜け出したエコノミクスとオーギュスト・ロダンには届きそうもなく、

後方からロサンジェルスが勢い良く伸びてきて、完全に飲み込まれたと思ったが

そこでシンエンペラーの血が覚醒したかのように

ヨーロッパ馬のような低いフォームになり日本調教馬の瞬発力を発揮し差し返す。

ちょっと驚いた。

あそこでエコノミクスと一緒に上がって行ってたら…おそらく止まってたかもしれないし、あるいは…


シンエンペラーは凱旋門賞馬の全弟と騒がれてる良血馬、日本のクラシックではダービーが離された3着であり、話題先行でそれほどと思えたが

故郷に戻りG2程度なら…と思わせる内容

だが、愛チャンピオンSと凱旋門賞は別物だろう

兄のように制覇出来るかは別問題だ


2着のオーギュスト・ロダンは流石に強かった

ムラがあるが、2000mならこの昨年の英ダービー馬は本当に強い

この後は日本に直行らしいが

昨年はブリーダーズカップクラシックとか宣伝してたが、どうなんだろう?

種牡馬ビジネスか?


日本に凱旋門賞馬の全弟がいて

アイルランドにディープインパクトの最終世代がいてる

ロダンはアスコットのタフなレースでは少しスタミナが足りないが、シーマクラシックでは不可解な惨敗があっただけに

軽い日本の馬場にどこまで対応出来るか?

それにしても彼の参戦はとても盛り上がる