第150回ケンタッキーダービー
このダートの最も歴史と権威のあるレース
挑んだ無敗の日本馬二頭
なかでもフォーエバーヤングはサウジ、ドバイと海外で連勝中
期待も大きいが、流石にケンタッキーダービー簡単には勝てないと思って観戦、
日本の2騎は出負け気味にスタートしたが
それほど決定的な不利までには見られず
まずまず中団から後方で追走…
そして4コーナー
泥だらけになりながらフォーエバーヤングが外から進出してくる
その後ろにはテーオーパスワード
嫌でも日本の2騎に目が行く
外から怖いアメリカの一番人気シエラレオーネがやって来る
日本勢はここまでか、今年も厚い壁に跳ね返されるのか?
そう思って見てると外から押し込もうとするシエラレオーネと内から押し返すように激しく馬体を接触させながらフォーエバーヤングが先に抜け出したミスティックダンを追って差を詰めてくる…
シエラレオーネは強いが、それを相手にしても負けていないフォーエバーヤングの闘志に思わず声が出る
ドバイやサウジで見せた末脚はここでも通用してる
ましてや今回はアメリカのケンタッキーダービーだ
先頭のミスティックダンを追いかけ
アメリカの威信にかけて日本馬を潰したいシエラレオーネとの馬体を擦るようなラフな競馬、
三頭もつれてるが、勝たせてやりたいと日本中が思っただろう
しかし僅かに仕掛けが早かった分か、スタートの僅かな立ち遅れの分か、直線でのぶつけ合いのせいか
最後の最後にそれが響いたのか
全米での頂上決戦で 首の上げ下げの争い
ほんの少し遅れた
日曜日の朝
地球の裏側で
臆せずアメリカの頂点に挑んだ激闘に
寝ぼけ眼が熱狂に変わった