枠と4コーナーの回り方が明暗を別けた印象

一番人気の皐月賞馬ソールオリエンスは人気の分だけ外を回ららずをえなかったが

折り合いを重視して後方で脚を溜め

3コーナーから4コーナーでは

2番人気のダービー馬、タスティエーラをうまく内に閉じ込め、ダービーの轍は踏まないとばかりに

外から先に進出し、勝負を決めにかかったが

そこから想定外の事が起きる

他馬が外に膨らんできたので痛恨のコースロス、外をずっと回ってた分だけ体力も削がれ

て苦しい直線…

逆に苦しい位置に押し込められたタスティエーラは進路が開き、インコースを利して逆転…

内か外か

あの辺の駆け引きとその後のどんでん返しは、

レースは2頭だけが走ってるのではないと再認識したが、

その遥か前を悠々と駆け抜けるドゥレッツアには驚いた

大外枠を引き当てた時点で、流石のルメールでも厳しいかと思ってみたが、スタートから勢いよくハナを奪いに出ていき

馬群は縦長の展開に…

これは自滅するのではないか?と思いきや、

インに潜り込み正面スタンド前からペースを落として、後ろの馬に先に行かせる事に成功、

引っ掛かることもなく最内の経済コースを先行し

向こう正面では後続が団子になり玉突きを状態になりそうなほどのペースダウン

結果、その煽りを喰らったタスティエーラはポジションを下げ、それを嫌う後続は横に広がり、ソールオリエンスは更に外に進路を録らざるを得なくなる…

ヨーロッパのようにインを求めて馬群が密集するでもなく、後続が進路を確保しようと外に広がったのはここが勝負の分かれ目だった気がする。

長丁場での騎手の微妙な心理が影響したのか、

先行争いが激化して前がペースダウンして下がって来たと後続が錯覚したのか

多くの馬が外目を通ろうとしていたが

最短の経済コースで脚を溜めていたドゥレッツァが一気の脚で戴冠