この映画も、小学生のときに、NHK教育テレビ 世界名作劇場 で観て、感動して以来、何十年と 出会っていない、私の幻の映画なの。


・・・あたしね、ジェニファー・ジョーンズが、とにかく、子どもごころにも、美しくって。。。
ず~っと、忘れられなかったの。
子どもごころに、感動してテレビの前でしばらく、ボォ~ としたのを 覚えているわ。




この映画は、「風と共に去りぬ」の名プロヂューサー デヴィッド・0・セルズニックが、ジェニファー・ジョーンズのために、製作したのね。
デヴィッド・0・セルズニックは、ジェニファー・ジョーンズに、メロメロだったみたいね。
大人になってから知ったけど。。。ジェニファー・ジョーンズにも、デヴィッド・0・セルズニックにも、お互い、家庭があったのね。

ジェニファー・ジョーンズは、その後、デヴィッド・0・セルズニックと結婚し、大女優の階段を上っていくんだけど。。。
デヴィッド・0・セルズニックの死後は、アメリカでは人気が落ちていったみたいだわよ。。。

ちょっとね。。。悲しい人生になっちゃうの。





でもね、でもね、あたしにとっては、「ジェニーの肖像」は、忘れられない映画なの。



1948年  アメリカ映画

監督  ウイリアム・ディタ―レ

製作  デヴィッド・0・セルズニック


キャスト

ジェニファー・ジョーンズ

ジョセフ・コットン

エセル・バリモア

リリアン・ギッシュ







だいたいのお話です。

自分の子どもの頃の 精一杯の記憶をたどりながら。。書くね。

ネットに書かれていたストーリーを参考にしちゃうけど、ごめんね。




貧しい画家アダムス(ジョセフ・コットン)は、セントラルパークで、雪遊びをしている少女ジェニー(ジェニファー・ジョーンズ)に出会います。
このセントラルパークの情景が、素敵なの。
キャンバスの絵の中から、映像が現れてくる感じなの。キャンバスのザラザラした風景の絵の中から、映像が現れてくるのよ。

ジェニーのかわいらしさに心奪われた、アダムスは、ジェニーのデッサンを描きます。

ジェニーのスカーフを包んであった、新聞が、20年以上前のものであることに、アダムスは、驚きます。
ジェニーが言っていた、サーカスの広告も、載っていました。

再び、出会ったのは、公園のスケートリンク。

このときの 情景の幻想的な雰囲気とジェニーのかわいいこと!
子どもごころにも、うっとり したもんです。

驚くことに、ジェニーは、以前会ったときより、大きくなっていました。
ジェニーが次に現れたのは、公園のベンチで、ジェニーの両親が事故で亡くなったことを嘆いて泣いていました。

そして今度は、いきなり、彼のアパートに現れた、ジェニーは、すっかり大人の女性になっていました。
ジェニーの魅力に魅せられたアダムスとジェニーは、深く惹かれあいます。

アダムスは、ジェニーの肖像画を描きます。
そしてまた、ジェニーは、姿を消すのです。


アダムスは、ジェニーが言っていた尼僧院を訪ねます。
そこで、修道院長から(この人、往年の大女優リリアン・ギッシュ なんですね)
ジェニーは、一年前にコッド岬で亡くなったことを聞きます。

ボートを借りて、コッド岬を目指したアダムスは、大荒れの津波に遭遇します。
そこで、荒波の中、ふたりは再会します。
でも、アダムスとジェニー、ふたりは、大波にさらわれてしまいました。

アダムスは、助かります。

その後、ジェニーの肖像画 の絵が有名になり、美術館に飾られるのです。(その肖像画 が、ラスト、カラーに変わるの。)



残されたものは。。。

ジェニーの肖像と、ジェニーのスカーフ。。。 だったのでした。


。。。。。。




映像が幻想的で、ジェニーが公園に現れるごとに、神秘的な雰囲気をかもし出していて、モノクロ映画なところが、また、いいんですよね。

お話も不思議でファンタジックで、ちょっとミステリアスで、とにかく素敵なのです。

子どもごころに、大きく感動したものです。

それから、○十年。
映画館でも、テレビでも、ビデオでも、出会うことは、叶わなかったわ。。

でもねっ。 ユーチューブの動画で、何十年以来の再会をしたわ!
今まで、出会ったことがなかった~って、あまり、有名な映画ではないのかしら。

あたしは、名作だと思うけどなあ。。。

ともあれ、私にとっての、心に残る名作であることには、間違いないわ。。




ナットキングコールの「ジェニーの肖像」の曲

でもね、映画自体では、ナットキングコールの歌は、使われてなかったみたいよ。








ジェニファー・ジョーンズ の 映像集です。

マット・モンローの「慕情」のテーマ曲より。

「慕情」も、子どものころ、観ましたが、内容 すっかり、忘れてました(^_^;)
切ない映画だったのは、覚えています。

ブロ友さんのブログで、「慕情」のお話が書かれてあって、
そちらを読んで、ストーリーを知りました。







ジェニファー・ジョーンズ の映像集です。

時間がなければ、飛ばしてね。








探し物をしていたら、なんと!偶然!

二十歳のころ、描いた絵が出てきたの。
このころは、まだ、ビデオも、なかった時代。
「あの映画を観たい」と思っても、偶然がなければ、出会いたい映画に出会えない時代。。。

子どものころ観て忘れられなくって、恋焦がれて、一枚の写真を元に描いた絵だわ。。。

偶然、この絵が出てきて、びっくりしたわ!
どれほど、「ジェニーの肖像」に出会いたかったか。。。
想いだす 一枚だわ。。。