長男(2017年1月生まれ)は一歳5ヶ月で自閉症スペクトラムと診断されました。一歳8ヶ月から療育開始。




早いもので長男もう2年生です。次男は幼稚園年少になります。

星長男1年生の様子

勉強は問題ない。図工は自宅での予習が必要。

クラスに友達はいない(欲しいと思っていない)。クラスメイトと授業で関わるのは問題ない。放課後遊ぶ近所の友達はいる。




児童精神科の定期受診で、3点相談してきました。


①些細なことですぐ謝る、過剰に謝ること

間違いや出来ないことを指摘されると、すぐに「ごめんなさい」と言います。本当に些細なことで、例えば「ここ間違えてるよ」「ごめんなさい」という感じです。これは学校の担任からも気になると言われました。

右矢印人から声をかけられるのは、作業が中断されるし、何を言われるか分からない不安定さがある。話しかけられることに対しての、予防線としての「ごめんなさい」であり、原因は不安である。話せるASDにいるタイプ。

視覚からの方が安心するのて、見通しを書いて貼っておくと良い。最初は大人が書けば良いが、子どもも書けるようにしていくと良い。ASDでは、自分で書けると世界が変わる。

勉強で間違えて「ごめんなさい」は、まず採点を誰にしてもらうか本人に決めてもらえば良い。

通級や、療育で、そういう指摘がないのは少人数で見通しがたつ環境だから。クラス担任が気になると言うのであれば、クラスが見通しが立たない環境ということ。



②頑張っても出来ないことが続くとパニックになり自分を言葉で傷つけることがある。「勉強も運動も出来ない」「友達の役に立てない」など。宥めても言葉が入らないので、クールダウンさせているがこれで良いか。

右矢印フラッシュバックなので、クールダウンさせれば良い。クールダウンが終わって出てきたら、そのままでもいいし、振り返ってもどちらでも良い。



③甘えてくる。外では羞恥心がありしないが、家では「ぎゅってして」「手をつないで」など。どの程度応えていいか。

右矢印甘えているのではない。それらの要求を愛着とはき違えない。ぎゅっとされる感触を好む子が多く、甘えているわけではない。大きめの固さのあるぬいぐるみなどに置き換えて、自分で解決できるようにしていかないといけない。性教育の始まりであり、性犯罪の予防になる。

手を繋ぐのも止めた方がいい。母親と娘などでは大きくなっても手を繋ぐこともあるかもしれないが、それは暗黙の了解の上で成り立っている。ASDでは暗黙の了解は分からないから、止めた方が良い。

それらのスキンシップを、不安で求めているのであれば、その不安にアプローチしていく。その場合も見通しを立てることが有効。

最近はずっとリビングにいる子もいるが、一人で部屋で過ごすトレーニングをしていく方が良い。中2で一番荒れる。部屋で荒れるのは別に構わないので、一人でクールダウンできるように今からトレーニングしていく。

ちょうど年度が変わるタイミングなので対応を変えてみては。



とてもためになりました。

困り事の原因は見通しのつかない不安。

何度も聞いた話ですが、困り事の形が変わると分からなくなってしまいますアセアセ見通しをつけることが大切で、初めは親が、最終的には本人が自分で見通しをつけられるようにしていかなくてはいけませんね。

早速医師のアドバイスを取り入れました。

①に関しては、作業途中で声をかけなくても良いように、できる範囲でメモを書いておくと、謝ることが減りました。勉強では採点を誰がするか聞いてからだと、間違えた時に謝ることが減りました。

③に関しては、本人に説明して、スキンシップは減らしています。スキンシップは、頭を撫でる、タッチだけにしました。

あと、お風呂も1人で、寝るときは子供部屋で、子どもたちだけで寝てもらうようにしました。

長男はここ数日文句をいっていましたが、だんだん慣れてきたようです。意外と大丈夫で拍子抜けしています。この件は、夫からも甘やかし過ぎとの指摘が前々からあったので、将来に向けて今のタイミングで変えることができて良かったなと思います。