ビッグイベント③

真夜中に～…
生クリームタップリのシフォンケーキ…


おまけに主役は大酔っ払いさんだし…


リクエストに応えて焼き型から外して、一人でケーキ入刀していたら…


『Ｋei太郎ちゃんが作ったん？』


『モチロンそうだよ…。記念すべき50回目のお誕生日だし～
本当はずっと使えて大事にしてもらえるようなモノを贈りたかったけど…
趣味もどんなものが欲しいのかもまだ全然わからないし…
だからとりあえずケーキくらいはと思って作ったんだケド…』


『ありがとう～。美味しそうなパンケーキや』

『はい？これはパンケーキじゃありませんけど…』


『ゴメン、ゴメン、間違えた…美味しそうなパウンドケーキやんなぁ』


『だから～…、違うってばー
トレンドや流行のスウィーツとか何でも良く知ってるくせに…
シフォンケーキ知らないの？』


『知ってるけど…、コレは～シフォンケーキじゃないよね～…』


『………。』


ヒドすぎる
確かにベーキングパウダー入れ忘れたけど…
一応？ちゃんと膨らんでるし…


せっかく頑張って時間と戦いながらお誕生日に間に合うように、
一生懸命作ったのにーーーっ


贈り物とかって贈る側の自己満足だとはわかっているけど…


そして相手は酔っ払いだし…


でもショック…


お味の方も…微妙だし

私は甘いモノがあまり得意ではないので
いつもお砂糖はレシピに書いてある４分の１しか入れないんだけど、
今回は遠慮して３分の１位入れてみたら
私にしてはめちゃ甘な出来上がりに…


でも…彼的には
『Ｋei太郎ちゃんが作っただけあって甘くないね』
って言う感想でしたが…

結局、白桃 with ＭＯＥで乾杯もなく…
モチロンドリカムのHAPPY HAPPY Birthday熱唱もなく、
何の盛り上がりも特別感もなく
ただ一緒に50回目のお誕生日を迎えた＆チョット疲れた…だけでした（悲）


白桃ちゃんとＭＯＥちゃんは今も冷蔵庫の中だし…、シフォンケーキの残りもきっと、ゴミの日にお別れされるんだわ…