概念世界(人間的見解・考え方)

は、迷い、苦悩そのものなのです。

 

 

 

人間は事実自体を対象として捉え、

実物から離れて考え方で追及した概念のほうを

事実だと錯覚しています。

 

 

 

概念には、

これが絶対の正解なんてそもそもないですし、

実体がもともとないものを

後追いの認識で

 

 

「ある」と錯覚し、

 

 

認め思っているのですから、

実体のない思いの中に深く入り込んで、

迷妄、苦悩する事になっており、

人間は迷妄、苦悩しているそのことにすら、

無自覚で気づけていないのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば

自我やエゴや真我などは実体がなく

もともとそのようなものは

現実の事実ではありませんが、

心理学や精神世界では

当たり前にように実体があって、

 

 

あたかも自我やエゴや真我が現実の事実かのように認め思い、

人間は錯覚していますが、

もともと最初から実体がないものは、どこまでも実体がありませんので、

もともと事実ではない自我やエゴや真我を対象・相手として認め立てて、

正しく判ろうとしたり、

手放そうと奮闘したり、

弱めよう、失くそうとしたり、

体験・体感しようとしたり、

浄化しようとしたり、

 

 

 

もともと鼻っから実体がないものは、

考え方やメソッドなどで

どうにかしようと奮闘しても、

そもそも

もともと

どうもしようもないので、

 

 

 

世間ではもともとないものを

 

 

「ある」と錯覚し認め立てていて、

 

 

もともとないものを

これから都合通りにどうにかしよう

失くそう、浄化しようと

 

 

これまた実体のないお金や時間と言うものや、

労力をかけて改善しようと奮闘し続けているのですから、

人間はもともと実体がないものをどうにか解決しようと

錯覚にのめり込んで、不自然で本当に滑稽な在り様をしており、

 

 

 

事実自体から離れ、迷い、苦悩そのものの

概念そのものの思い込みの在り様で生活していて、

もともと実体のない固定観念に縛られ、

もともと鼻っからないものをどうにかしようと奮闘して

思い患い悩み、

自縄自縛して

生きづらくなってしまっている事にさえも

気づけていないのです。