【ブッダの真の悟り、解脱を体現したい方のための専門指導】
もともと
誰も生まれていない
のが現実の事実なのです。
身体は確かに生まれました。
ですが、
「私が存在して生まれて生きている」
は、
生後半年後に持った思い込みであって、
身体の中に
固定的な私など最初からいないのです。
「自分」「私」とは
考えの中の考え、概念であり、
思い込みで実体がなく、実在していません。
もともと、
生まれてもいないのですから、
あの世、この世なんてものも、
考え上の造り事であり、現実の事実ではありません。
故に、生死などもともとなく、
無生であり、
もともとの役割や天職もなければ、
天命や運命、宿命なるものも
事実ではありません。
すべて考えでこしらえた
「思い込み」です。
「貴方」と「思い込み」
「自分」と「観念」が別々になっているのではありません。
思い込み、観念そのものが
あるがままに物事を観れずに
事実から離れ、
正しい間違い
良い悪い
好き嫌いと言って、
頭の中のちっぽけで狭い世界観そのもので、
私が生きている前提の虚構の夢を見続けているのです。
錯覚が起きているのであって、
今、すでに身体の中に人は存在していないのです。
「私は幸せだなぁー」
と思いがどこからか現れては消えていて、
しかし、
幸せな人は身体の中にすでに物理的に実在していないのです。
なにも特別な事を言っているのではありません。
故に、
なんでも思い通りに出来る人が
最初から実在していないのですから、
だから、
完璧に人生を理想通りにしようとしても、
思い通りにはならなくて当然です。
人や人生を思い通りに出来る人が
身体の中に最初から存在していないのですから、
人生や状況や相手を思い通りにしようとすればするほど、
苦しくなるのは当然です。
そもそも誰も生まれてもいないのですから、
生まれた役割などありません。
出来事が起きた後に
思考でこしらえた、
後から意味づけた「観念」、「思い込み」であり、
もともと実体がないものを
「使命・役割・見えない力・魂があるんだ！」
と認識して認め思っている、
現実の事実ではない虚構であり、
夢見の虚構そのものが、
生きていると思い込みながら、
世界と自分が分離して対象があると勘違いしながら、
現実のあるがままの事実から離れ、
頭の中の狭い考えの世界の中でぐるぐる輪廻して、
思考の中を生きて存在しているつもりになって、
彷徨い迷妄し続けているのです。
この事をご自身で明確にする行が
世間にいっさい出回っていない
約2500年前のお釈迦さんの真の如来禅であり、
実際に参禅して如来禅の実践を生活の中で取り入れ、
行じなければ、ハッキリする事はないのです。
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