検証レベルの違い、ドキュメント・レベルの違 い。
あまり管理されていないシステムの場合、急にしっかりしたドキュメントを作ろうと思っても、それはかえって逆効果となり、またひとつ精度の悪い資料が増えるだけとなる。
1つのことを決めるためには、それに関連したものが決まっている必要があり、それらが幾層にも重なって連携している。そんな状態のなかで決まっていないものを基礎として、いくらそのうえに仮定を積み重ねていっても、それは絵空事でしかなく、かえって混乱を招くもととなってしまう。
そういったケースにおいては、緩み度を大きく取って、物事を進めていく必要がある。
では、その緩み度の幅の違いはどこに跳ね返ってくるのだろうか。
まず考えられるのは、しっかりと管理されたところでは、特定の個人に依存する割合が減る、ある一定の共通スキルさえ保持していれば、誰にでも取り替え可能となることである。
特定の個人に依存しない。
次に、障害発生時のリカバリに対するレスポンスの差が考えられる。管理が行き届いたところでは、障害発生に対する考慮が充分になされているため、迅速に対応することができる。一方、緩み幅が大きいところでは、その都度対応策を練っていくこととなり、またその原因の特定や影響範囲の特定について、一から始めることとなる。