大学での講義のお話。続きです。


和菓子や日本料理は五感で味わう、ということが言いたくて、見た目で興味をひきそうなキレイな夏の生菓子を数種類持っていきました。色も形も中庸を保ったそれぞれは、眺めるだけで涼を誘います。

「まずそれぞれのチームで選んだお菓子に名前を付けてごらん」

「ソンセンニーン、なんでですか?」

「なんででもいいから!!」


基本的に韓国のお菓子のネーミングはセンスがありません。てか、お菓子に限らず料理もですが。

「誕生日餅」とか。なんすか、それ?!

そして、見た目があまり美しいとは言えません。味も香りもアタシは大好きですが。

友達曰く「韓国料理がなぜ世界で認められないかと言えば見た目の問題以外にはないと思う。美味しいけど、どれもぐちゃぐちゃして盛りつけに工夫がない」。


さあ、異国からの学び人よ、我が国の麗しき宝石を思わせる菓子に名前を付けたかい?


紫と白の練りきり「桔梗」。

  「おじいさん、です」

・・・ネタじゃなくて?ハラボジ?


薄いオレンジの求肥につつまれた半月型の「夕暮れ」

  「夕方の月です」

うんうん。そうですね。


粒あんに緑と黄緑のきんとん「夏草」

  「まりもーーーー」

わかんなくはないけど。


白い俵型の練りきりの上に大納言小豆少々、その上は細切りの透明寒天数本の「竜田川」

  「スシウエアンコ です」


おまえらなあ!!



先生が悪かったです。講義を始めます。