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に書評が掲載されましたので紹介します。
『教養を極める読書術 哲学・宗教・歴史・人物伝をこう読む』
麻生川静男 ・著 ビジネス社・刊
スケールの大きなゼネラリストがいることに心底驚いた
本書のタイトル、教養にはリベラルアーツとルビが振られている。
いささか手あかのついた教養という言葉をリベラルアーツと言い換えると、多くの大学が
標榜(ひょうぼう)している流行のフレーズとなる。
その背景に近代以降の日本が学問に専門性を追求した結果、技術や物づくりで一流国
になりながら、そこに哲学や精神が欠けていることに気づいたことがある。
著者・麻生川静男氏は理系の学者でありながら哲学・宗教・歴史の古今東西あらゆる
古典を読破し、その読書経験を本書に著したが、読むうちにその博識に圧倒された。
本書のタイトルから入門書に見えるが、同じように読書経験をできる人がいるとは思え
ない。
それくらいスケールの大きなゼネラリストがいることに心底驚いた。
さらに、そこに自らの思索から生み出されたが故に発想もオリジナリティーにあふれて
いる。
宗教などやや決めつけている所もあるが、哲学や歴史の見方は大いに参考になった。
皆様にもお薦めしたい一冊だ。
(東京都 江川栄一さん 60代)
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