2016年2月1日、政治学者の京極純一先生が亡くなられた。

享年92歳、老衰だったという。

京極純一先生は長く東京大学法学部教授を務められたが、

私の恩師、故高畠通敏先生の先生に当たる。


私が立教大学の学生だったときに、講師として来られていた

京極先生の「政治原論2」(1977年度)を受講した。

東大の「政治過程論」と同じ講義だということで、立教生

にとっては何とも贅沢な授業であった。

講義は立教の学生にもわかりやすいものだったと記憶している。

当時の講義録(ノート)を製本して保管しているので、

この機会にもう一度読んでみようと思う。


一度、講義の後に池袋駅までご一緒したことがあって、

途中の立教通りに開店した中華料理屋を私が「味が薄い」と

評したところ、先生は

「その味が本当の中華なのかもしれない」

とおっしゃられた。

食べ物にも俗人とは違う基準をお持ちなのだ、と驚いたことを

記憶している。

飄々とした魅力的なお人柄であった。


衷心よりお悔やみ申し上げたい。

(2016.2.16)