読売新聞読売プレミアムの企画で、コロンビア映画90周年を

記念特集した―何度でも見たくなる思い出の映画―という

イベントが2014年11月24日よみうりホールで行われました。


何度でも見たくなる思い出の映画
〈何度でも見たくなる思い出の映画〉

これはコロンビア映画の名作のなかから、ファンによる投票で

「何度でも見たくなる思い出の映画」をランキングしたものです。

1454件の投票のなかで1位となったのが『アラビアのロレンス』

で、この日には映画評論家・渡辺祥子氏と読売新聞映画担当記者

恩田泰子氏によるトークショーのあと、映画上映がありました。


私にとっても『アラビアのロレンス』は今のところ生涯ベスト1

の映画です。

最初に見たのは、テレビ(地上波しかなかった時代)だったと

記憶していますが、3時間47分の完全版に編集された1988年頃、

今はなき銀座のテアトルの大スクリーンで見て、その壮大な

スケールに圧倒されたことをよく覚えています。


オスマントルコ帝国に支配されていたアラビア半島にアラブ人

のための国を作ろうと砂漠の戦いに奔走した実在のイギリス軍

将校トーマス・エドワード・ロレンスをモデルにした映画

ですが、歴史映画であり戦争映画であるとともに、いまだに

「世界の火薬庫」と言われている中東問題の原点がここにある

ように思えてなりません。

と同時に、映画音楽全盛期の素晴らしいオリジナル曲、アラビア

・モロッコの本当の砂漠で撮影されたという映像の迫力など、

「これぞ大作映画」と言える素晴らしさです。


渡辺祥子さんによると、かのスティーヴン・スピルバーグ監督

映画製作の前に必ず『アラビアのロレンス』を鑑賞し、累計30回

以上観ているというエピソードがあるのだそうです。

10:30にイベントが始まり、終わったのは16:00近くとほぼ一日

費やしたのですが、座り通しの疲労を上回る満足感いっぱいで

会場を後にしました。

(2014.11.24)