2014年5月11日、母の日。

この日は大学セミナーハウス教員免許状更新講習でお世話に

なった、安田忠郎先生が主宰されている研究会「安田塾」

第22回例会で吉祥寺に行ってきました。


新装なった井の頭線吉祥寺駅

〔新装なった井の頭線吉祥寺駅〕

講師は元朝日新聞記者でジャーナリスト奈賀悟(なが・さとる)さん。

テーマは「アジア最下層~バングラデシュ、CSWスラムより~」

でした。

まず、アジア最貧国のひとつバングラデシュの歴史と現状について、

予備知識のない私たち参加者にもわかりやすく説明していただきまし

た。


首都ダッカから100キロ離れたタンガイルという地方都市にbrothel

という最下層のスラムがあります。

CSWとは「コマーシャル・セックス・ワーカー」の略でカネと性に縛られ

た女性たちが商売し、生活している「下の下のスラム」なのです。


奈賀さんはジャーナリストとしてスラムの現状を把握するかたわら、

零細農民向けの「マイクロ・クレジット」を資金源にスラムの子どもたち

を助けるために活動しているNGO、

SSS(Society for Social Service)についても取材しています。


岩波書店同時代ライブラリー『閉山―三井三池炭坑1889-1997』

炭坑の人々に寄り添うルポルタージュをまとめられた奈賀さんは、

バングラデッシュの最下層の人々にもあたたかいまなざしを向け、

自ら子どもたちの自立のため、インド圏初の奨学金制度まで作られた

のだそうです。

(2014.05.11)