『そして父になる』を通して現代日本の家族を考える②


日本司法支援センター「法テラス」が発行している機関紙

『ほうてらす』
25号(2013年8月発行)が「こどものじんけん」を特集

している。

子どもたちの向き合っている現実として身体的虐待、精神的虐待、

両親の不在などを取り上げ、子どもを守る法律や子どもを守るため

に活動している団体について紹介している。

よくまとまっているので授業でも教材として使ったが、その次のペー

ジに「映画と、こども」と題して是枝裕和監督のインタビュー記事が

掲載されている。

参照『ほうてらす』25号


内容はリンクした『ほうてらす』を参照していただきたいが、

是枝監督が『誰も知らない』『そして父になる』など現代日本

の家族をめぐる問題をテーマとした映画を撮り続けていることにつ

いて、女子少年院教官から弁護士となり少年事件・児童福祉施設に

携わってきた「法テラス」の相原事務局長が聴き手となってインタ

ビューしているのが新鮮に感じられた。


『そして父になる』で取り上げたテーマである、

「父親になるということは血のつながりだけではなくて、時間を

 積み重ねていかないといけない」

ということが、是枝監督が自身の子供と向き合っていく中で切実に

感じた体験から得たものあることもわかり、この映画の持つ説得力

の理由が理解できたような気がした。

(2013.11.06)