皮から革へ・・・

今日は旅の第一歩!
日本のものづくり文化や伝統工芸産地活性化に繋がる活動をされているNPOの方のご紹介で
東京にあるピッグスキンを主に扱うタンナーさんの工場見学に行かせて頂きました。

タンナーさんとはまさに皮から革へと返る作業を行う所です。
私たちは日頃、豚さんや牛さん、猟された鹿さんやイノシシさんのお肉を食べていますよね。
その副産物として皮が存在しています。その皮を今度はバックや財布、靴など小物にする為には革にしなければなりません。
今日見学させて頂いた工場は食肉加工所などから届いた動物たちからはがされホヤホヤの皮(まだお肉や毛がそのまま)を加工して小物に製作できる革へと変化させる過程を行っている所です。

まず始めに、まだはがされホヤホヤの毛がついているイノシシさんの皮を見ました。
この皮に付いているお肉を削いで脱毛して、石灰に漬け、さらに奇麗にして~と工程を行い、
そしてなめし工程に入ります。なめしは革へと変化させる重要ポイント!なめしをする事によって腐敗を防止し、革も柔かく、弾力性を増して丈夫になります。
この工場ではクロムなめしと植物性のタンニンなめしを行っていました。特に100%タンニンなめしの製法をラセッテー製法と言ってこの工場が開発したそうです!すごい!
このラセッテー製法は人、自然と環境にやさしい革をつくります。この技術は日本エコレザーとして認定を受けています。レベルで言うと赤ちゃんの口に入れても大丈夫!くらいだそうです。
そして染色させて脱水、乾燥させていくわけです。職人技が光ります:*:・:*:

工場の雰囲気はなんだか懐かしかった...
私の実家も製紙工場関係の工場なので油の匂いや、機械の回る音や、暗さ、湿度なんかも似ていて懐かしかったです。

そして、この工場はラセッテーという安心な革を提供しているだけではなく、捕獲された野生動物たちの皮を加工して地域産業を活性化させているプロジェクトにも携わっています。
この工場で皮から革へと変え、産地で製品にして販売する。(私が始めに見せてもらったイノシシさんはそこのイノシシさんです。)
そこでは製品のコンテストやワークショップなどもしていて、自分たちの地域からでた物で自分たちの地域を活性化させる、まさに地産地消を成り立たせています。まずは自分たちがその製品に詳しくなければ外に発信も出来ません。まずは地域でしっかりとブランドを確立させます。

私たちが日頃使っている革製品の見かた変わりますね。一つの命からおいしさを頂き、その副産物として皮があって、今度は長い年月使い続けることができるものに変わる。
動物たちの生命を受け継ぐ感覚ですよね、無駄にはしてはいけません。
そう考えると人間の皮って用途的には医療にしか関われない、動物たちの方が優れているのかもしれないw人間の皮を加工するってのも勇気はいりますがねw
そしてお土産に革のサンプル頂きました!
ピッグスキン特有の三つの毛穴がよくわかるやつ選びました(^-^)

使えば使うほど手になじんで、時が経つとあせてそれも風合いになったり、また自分で変化させたりもできる、革ってすごいですよね。
命のありがたさ学ぶ事が出来ました。

ありがとうございました。