仲間は協力しあってこそ

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チーム医療という大切な要素

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看護師として働いていると、チーム医療に参加するチャンスが訪れる可能性がある。医療では手術が治療の一つになるが、この手術を行う為の医療チームを結成することも多い。チーム医療には、医師や看護師、麻酔担当、内科医など様々な専門職が関わっており、全員で団結して手術が成功するように努力しなければならない。
特に難易度の高い手術に挑む場合は、レベルが高い医療チームを結成することが少なくない。もし看護師として成果を上げれば質が高いチームに加わることができ、手術の際に貢献することができるだろう。
そこで大切なのが、看護師としてチーム医療を成功させるためにどのように関わればいいかを考えることだ。もし治療が失敗するとチームを解散しなければならない状況になり、同時に看護師としての評価も下がりかねない。そうならないよう、看護師としてチーム医療を成功させることに意識を傾ける必要がある。
看護師としてチーム医療に貢献するには、同じチームメンバーと日頃からコミュニケーションを図り、信頼関係を築き上げることが重要である。さらに、同じチーム内の医師の考え方を理解しフォローすることによって、互いを助け合えるチームを作り上げることができる。互いを理解することができれば、手術を行う際も失敗するリスクが減り、その1点に集中することが可能だ。 チーム医療は自分の仕事だけを行えばいいというわけではなく、同じチームメンバーである専門職同士が協力することが何より大切になる。

様々な専門職が協働することで患者により良い医療を提供するチーム医療には、役割を分担して医療従事者の負担を軽減させるという役割もある。しかし、実際には一部の医療従事者の負担が大きくなるなど、名前だけのチーム医療が横行しているという問題がある。
この問題の原因として、チーム医療という概念を正確に把握している医療従事者がまだ少ないということが考えられる。潤滑なチーム医療の為には、専門職同士がお互いの仕事の役割を理解することが重要である。そして、役割分担が可能な部分についてはどんどん分担し、一つの職種に負担が大きくならないようにしなければならない。
具体的には、生活習慣病の食事管理に関して医師が単独で行っていたものを、看護師が医師から指示を受けて患者に直接指導したり、管理栄養士がメニューの提案をしたり等が挙げられるだろう。これにより、医師の負担を大きく減らし、看護師や管理栄養士はその専門性を高めることができる。しかし、中には看護師や管理栄養士がこのようなスキルを持っていることを知らず、医師に大きな負担をかけている病院も少なくない。
この問題の改善案として、看護大学など教育機関での事前教育の充実が挙げられる。現場に出る前にチーム医療の意義や目的、具体的な方法などを学ぶことで、実際の現場に出た時にとまどうことなく連携ができるだろう。学生の時から他職種との交流や、具体的なケースについてのチームアプローチをディスカッションさせるなど実践的な教育が求められる。