一月<Moon>は感受性の強さを示す一
月は、地球の回りを約27.3日でひとめぐりしている小さな天体ですが、地球からは大
変大きく見えます。
実際のところ、地球からの視直径(見かけの差渡し)は太陽も月もほぼ同じです。
にもかかわらず大きく見えるということは、つまり人間への影響が大きいということにはかなりません。
人と人との関係にもいえることです。たとえば、舞台に立つ俳優の中でも名優と
いわれるほどの人は、実際には小柄でも、その演技力て舞台を狭く見せ、小さなからだが
大きく見えるとは、よく聞く話です。
これは芝居を見ている人が、強い印象を受けたからです。
占星学は元来、地球上の人間が宇宙の天体にどのように影響を受けているかを追求して
サイクルいるのですから、月が大きく見えるというのは大事なことです。
昔から月の周期は、満潮干潮や女性の生理、出産などに影響するといわれていることでもわかるように、月は、人間の生活に直接深いかかわりをもっています。
月は感受性の強ちを示すものと考えられていて、ほかの天体の影響を最も受けやすいとされています。ですから、月が12サインのうちのどこにあるかによる影響、太陽のサインによるものとは別の意味で、その人の性絡に作用します。
一般的に、ある天体があるサインにいるということは、そのサインから影響を受けるわけですが、その受け方の度合いはまちまちです。
月の場合、基本的な意味が感受性ですから、月のいるサインとサインの支配星(支配星については後述します)による影響を、とくに受け
やすいといえるでしょう。
月の満ち欠けやボイドタイムのことを理解しておくのは運命を良くしたい人にとっては大切なことです。