鶏の胸肉を使ったメニュー「鶏排」は、1990年代から台湾全土で広く人気の食べ物となり、香ばしくジューシーなおいしさで、もはや国民的なグルメに躍進した。鶏肉の販売加工業者の統計によれば、台湾では毎日25万切れ、1切れの厚さを2センチとして、台北101ビル10棟分の高さの鶏肉が消費されている。年間では9,000万切れで、消費金額は40億台湾元(約101億日本円)以上となっている。
また、市場の競争と、こぞって新しいグルメを好む台湾の消費者の習慣から、鶏排を提供する店でも、メニューに常に新しい工夫を凝らしている。昔ながらの鶏排や、脆皮鶏排、蜜汁鶏排(照り焼きのたれで味付けしたもの)、炭焼き鶏排といった馴染みのメニューのほか、チーズ鶏排やフルーツ鶏排といった具を加えたものから、韓国風キムチ鶏排、酸味と辛味のあるタイ風鶏排など異国風味のもの、特大鶏排までさまざまなバリエーションが生み出されている。


