大樹に別れようといわれた
真剣な話だ
うまいことがいえず
結局泣きついてしまった
大樹が結婚したいと言った
あの日から未来は大樹中心
どんな未来にも大樹がいて
真剣に考えてしまっていた
おばあちゃんになって
死んでいくまで
大樹抜きがもう考えられない
大樹がいなきゃ
生きてる意味がない。
大樹がいなきゃ
しんじゃうよ。
これは重すぎる言葉
大樹を困らせる言葉
だからいわなかった。
でも伝わっただろう
大樹は今が遊ぶタイミングで
好きなことばかりする日々
それが今なんだ
あたしとはちがう
だけどあたしといるときは
幸せだといってくれた
あたしも幸せで。
きらいになったわけじゃない
といった大樹に泣いた。
一緒にいたくて
好きなままなのに別れる
そんな悲しいことを
切り出された理由は
あたしにある。
あたしが勉強に追われるから
いやちがう
つまらない縛りだ。
意味のない門限の早さ。
小学生なみだ。
だけど確かに
生活を乱すことが
最善なわけじゃない。
勉強はしなきゃいけない
大切なことだ
でもなにに大切なんだ。
未来に?
あたしの未来に?
大樹がいない未来なんて
想像したくない、
きてほしくない。
いらない。
大樹を失ったら
あたしの意味が消える
だけど
大樹をひきとめて
連れ戻して…
あたしと大樹は本当なの?
これが正しいのか?
全くわからないままだ
なにがただしいのか