いつもこのCDは、月初聴いて月末に聴き納め。

その間には、いろんなCDを聴きます。



今は、①ラーセン=フェイトン・バンド「FULL MOON」②クルセイダーズ「STREET LIFE」③ナルバリッチ「H.O.T」

この3枚がずっとループして離せません!




出勤で家を出る時、今日は車でどれ聴こうかな?とCD棚から選ぶひとときが好きです。


で、気に入ると車にずっと居座り、ループ開始。まだ聴いてないCDが10枚以上あるのに(笑)


なーんか、気分に合わせて、古い新しい関係なく選びたくなるんですよね。








さて、大人のJ-pop カレンダー 3月 ② 
監修は、音楽評論家の田家秀樹さん。


まぁ、3月と言えば、これでしょう。
テーマはこちら!






DISC ② / 卒業ソング
(限られたレコード会社で選ばれてるので、そのあたりヨロシク)



卒業まで、あと少し / GLAY

旅立ちの日に… / 川嶋あい

高校三年生 / 舟木一夫

学生時代 / ペギー葉山

卒業 / 斉藤由貴

春なのに / 柏原芳恵

制服 / 松田聖子

贈る言葉 / 海援隊

卒業 / 高橋優

夢の途中 / 来生たかお

じゃあね / おニャン子クラブ

卒業(GRADUATION) / 菊池桃子

翼をください / 赤い鳥

卒業写真 / ハイ・ファイ・セット

輝きながら… / 徳永英明

春にゴンドラ / BEGIN





1、「卒業まで、あと少し」/GLAY

2002年シングル「Way of Difference」のカップリングでリリース。"もう少し友と呼ばせて"というフレーズが歌詞によく出てくる。これからも関係は続くはずなのに、やはり卒業とは一段落を感じさせるものだなと。




2、「旅立ちの日に」/川嶋あい

一つの曲の中に、学生時代を象徴するいろんな名詞が具体的に登場する。家庭環境に恵まれなかった彼女の思い入れのあった場所が学校だったのかもしれない、とある。2006年リリース。




3、「高校三年生」/舟木一夫

60年代って、それまでは学校では「けしからん」歌だった歌謡曲が、若者たちの歌になっていった時らしい。この頃は学生がテーマの歌が増えたという。やっぱり詰め襟姿の舟木一夫さんの映像がバッと目に浮かぶ。




4、「学生時代」/ペギー葉山

(解説抜粋)歌のモチーフになった学校ということでは青山学院が最も多いかも知れない(そうなんだ!サザンのyayaもそうだしね。)。1964年リリース。作詞作曲の平岡精二と歌ったペギー葉山は共に青学の先輩後輩。この歌の歌碑がある。元のタイトルは「大学時代」だったものの大学に進学する人ばかりじゃないと「学生時代」になったという。




5、「卒業」/斉藤由貴

1985年リリース。最初はCMで話題になって、それからデビュー曲がこれで。この歌、好きだったなぁ。制服のボタンを記念にもらうという儀式はいつから?作詞・松本隆、作曲・筒美京平、編曲・武部聡志の黄金トライアングル。




6、「春なのに」/柏原芳恵

1983年リリース。作詞作曲は中島みゆきかぁ。83年ですでに胸のボタンをもらう習慣があったことになるが、記念に取らず、"青い空に捨てる"のが中島みゆき。女の意地。本人も89年のセルフカバーアルバム「回帰熱」で収録。




7、「制服」/松田聖子

「赤いスイートピー」のカップリングで1982年。ということは、こちらも作曲は呉田軽穂。グレタガルボをもじったユーミンのペンネームなのは有名ですね。この歌も有名。すごいな。
作詞の松本隆にしてみれば、太田裕美「木綿のハンカチーフ」の続きであり序章。卒業して都会へゆく。と、ある。




8、「贈る言葉」/海援隊

1979年から始まった「3年B組金八先生」の主題歌。「母に捧げるバラード」の舞台となった武田鉄矢のタバコ屋から歩いて2分のところに住んでたことがあります(笑) 「幸せの黄色いハンカチ」で役者として評価され、抜擢。はまり役でしたよね。




9、「卒業」/高橋優

自分からの卒業。尾崎豊に代表されるように、学校だけではない意味を持たせる卒業の流れを汲む。2011年の東日本大震災の後、日本中が悲しみに暮れている中で、そこから立ち直り、歩き始めることを願って作られた曲。本人も同じ東北、秋田県出身。




10、「夢の途中」/来生たかお

薬師丸ひろ子と両方同じ曲で同じ時期にヒットなんて珍しかったですよね。タイトルは違う。"♪さよならは別れの言葉じゃなくて〜"の感覚は、その後の卒業ソングやいろんなところで使われるようになりましたよね。あれ、佐野元春の「グッバイから始めよう」は……83年か。失礼。急に思いだしました。




11、「じゃあね」/おニャン子クラブ

1986年2月リリース。個人的には故郷の長崎では、なんと「夕焼けニャンニャン」を最初の頃は放映してなかったこともあり(笑)、なんか東京ではこんなのが流行ってるらしいよ、みたいな感じでした。世代なのに、ピンとこないんですよね。たぶん東京の人が思ってるほど全国区ではないと思いますよ、という豆知識でした(^^)




12、「卒業(GRADUATION)」/菊池桃子

1985年リリース。おニャン子クラブと同じく作詞は秋元康。ピンで活躍するアイドルは顔もすぐわかる(笑)卒業後に振り返るという設定や、"サンテグジュペリ"とか具体的な名前を登場させるとか、アイドルの性質に合わせて歌詞を自由自在に操るプロデューサー的感覚は独壇場ですよね。




13、「翼をください」/赤い鳥

1971年リリース。教科書に載っている歌だから、知らない人はいないですよね。ただ、意味を噛み締めて歌うなんてなかったなぁ(笑)シンプルな歌だからこそグッとくる。願いを歌にした。関西出身の5人組フォークグループ。69年ヤマハコンテストで優勝、プロになる。その時の2位がオフコースだったそうだ。




14、「卒業写真」/ハイ・ファイ・セット

(解説抜粋)"卒業ソング"は70年代には殆どない。理由は簡単。"卒業"という儀式が意味を持たない時代だったからだ(?)。70年代から活躍しているアーティストの多くは大学を中退。音楽をやることは、一流校を卒業して、一流企業という"幸せのレール"から外れることを意味していた。この曲は数少ない例だ。卒業してからかなり時間が経ってからの出来事を歌っている。1975年リリース。デビュー曲だった。いつもこの歌を聴くと、女性になった気分になります。




15、「輝きながら…」/徳永英明

卒業ソングには、旅立ちをテーマにしたものも多いですね。この曲はそんな新しい人生の始まりを祝福します。"♪輝きながら  明日のドアをあけて"。私は、転勤の日々だったことがあり、全国10数ヶ所住まいを変えた。出会って仲良くなった頃に、さよならの挨拶…。卒業って、足跡を残せたか確認できる機会ですよね。4月は1月に立てた目標を軌道修正できる良い機会。人事異動の皆さんもリスタートですよ!




16、「春にゴンドラ」/BEGIN

こちらの卒業は、離島から出ることを想像させます。2013年公開された映画「旅立ちの島唄〜十五の春〜」主題歌。島に高校がない南大東島。そうか、出なきゃいけないんだ…。沖縄からは間に深い海溝を挟んで浮かぶ小さな島。よく知ってるでしょ?トイレに日本地図貼ってますから(^^;






3月のピックアップ



「春にゴンドラ」/BEGIN

沁みます…。



ではまた(^^)