今日、山下達郎のサンデーソングブックでは、夏の終わりの棚から一掴みでした。
その中から懐かしい、ロビン・ワードの「ワンダフルサマー」が流れました。
抱きしめたくなるような、可愛く切ない高い声で歌いあげる、しっとりとしたポップな名作ですよね。
達郎さんが朗読してて、歌詞までこんな切なかったんだ、と改めて気がつかされました。まさに、夏の終わりを感じさせる曲。
家にもありましたので、ぜひ、歌詞を読んでみてください。
ロビン・ワード 「ワンダフルサマー」1963年
人生で最高の夏を
プレゼントしてくれたあなたに感謝
夢のようだったわ
あなたは私のすべて
どこの誰が見たって
私は恋する乙女だった
人生で最高の夏を
プレゼントしてくれたあなたに感謝
出会った日のことは、決してわすれない
とてもシャイなあなただったけど
私のハートを一気に盗んでしまった
ふたり手をつないで
浜辺を歩いたわね
そしてあなたはキスしてくれた
その時感じたの
この人を一生愛し続けると
人生で最高の夏を
プレゼントしてくれてありがとう
お別れの日は
胸が張り裂けそうだったけど
人生で最高に素晴らしい夏を
プレゼントしてくれたあなたに
心から御礼を言わせてね
…こんなこと言われたら、男は離れられないでしょう。
だからこの女性は、想ったことを歌にしたんでしょうね。言っちゃいけないと判断したんだよね。でも止めどなく想いが溢れてしまって…
そうなると、この曲は男の立場からのアンサーソングになるんでしょうか?
桑田佳祐 「可愛いミーナ」
我が麗しのミーナ 涙溢れくる
こんなに別れが悲しくなるなんて
熱くて冷たい頬寄せ合えば
濡れた潮風みたいな せつなさがこみあげる
恋は異なものだと 他人は言うけれど
どうせ遊びなら捨てられた方が好き
甘くて激しい逢瀬の晩に
燃える真夏の鼓動が この肌を狂わせた
ロマンティックが終わる時 独りぼっちの夜が来る
Heartbreakの海が涙で滲む
なのにもう……
粋な文句で火をつけて 熱いキッスで燃えあがる
帰らぬ女性と夢の中で 恋に落ちる
だから可愛いミーナ 薔薇の花束を
生まれ変わるなら君だけに捧げよう
世界の果てまで幸せ運び
いつも君の耳元で"Johnny Guitar"を奏でるよ
ビートポップに酔わされた わりとシックな秋の頃
Surfbreakの涙が生まれて消えた
だからもう……
プールサイドで口づけた モップトップの影はなく
愛する女性と巡り逢えた 時代が終わる
ロマンティックが終わる時 独りぼっちの夜が来る
Heartbreakの海が涙で滲む
なのにもう……
粋な文句で火をつけて 熱いキッスで燃えあがる
帰らぬ夏の思い出に 現在を生きる
夢を見てる…
涙滲む…
タバコの煙が 目に沁みただけさ
ハートがせつない 本気の恋だった
サヨナラしたのは 気まぐれのせいさ
時計を巻戻して もう一度イカせてよ
Ah,ah…
なんで想いと裏腹な行動をしてしまったんだろう。
なんでストレートに言えなかったんだろう。
でも不思議とお互い、これで終わりとわかっている。
夏の残酷な運命を冷ますかのように、秋がやってくる。これでよかったんだと納得させるために。
なーんて、私の余計なつけ足しが余韻を邪魔しちゃいました?(笑)
このジャケットが、全てを物語っています。
夏の終わりに(^^)
おまけ。
