昨日8月6日は、広島の原爆記念日。
8月9日は、私が生まれ育った長崎の原爆記念日。父は被爆者、私は被爆2世になります。
以前、福山雅治が被爆2世であることを発言すると大反響がありましたが、これには本人もビックリ。私もビックリしました。
長崎では当たり前…(笑)
これ、去年もブログで書いたような……
だから、核を浴びた街だとか、あまり他人任せに考えないほうがよさそうですよ(笑)
みんなで真剣に考えましょう。
だんだん戦争が、二次元的に見えてきて、痛みが伴わなくなってきてる。
まだ、戦国時代の武士の刀で切られて、血がバーーッと噴き出すような感覚がもっと恐ろしいのではないか?
ヤクザ映画みたいに、指をつめられるほうがもっと怖いのでは?
近くで背中がケロイド状態になってる皮膚を見たり、雷が鳴るといまだに耳をふさぐ人が身近にいたりしたら、少しは痛みを生々しく感じることがあります。そんな実体験された方々ももう80才以上。やはり私たちが伝えなきゃですね。
さ、大人のJ-popカレンダーも8月を紹介できるようになりました。やっと追い付いた。
間に合わせたのには訳があります。
DISC 1 平和の歌
1、僕たちの将来 / 中島みゆき
2、A NEW STYLE WAR / 浜田省吾
3、戦争を知らない子供たち / ジローズ
4、戦争は知らない / ザ・フォーク・クルセダーズ
5、教訓 Ⅰ / 加川 良
6、あの人の手紙 / かぐや姫
7、さとうきび畑 / 森山良子
8、島歌 / THE BOOM
9、一本の鉛筆 / 美空ひばり
10、坊や大きくならないで / カルメンマキ
11、拝啓大統領殿 / 高石友也
12、死んだ男が残したものは / 大竹しのぶ×長谷川きよし
13、リリー・マルレーン / 元ちとせ
14、オーティスが教えてくれた / 忌野清志郎
15、最後のニュース / 井上陽水
8月は何がテーマなんだろ?と思ってたら平和について。さすが。どうしても戦争が引き合いになってしまいますが。
いくつか、解説を抜粋しますね。キレッキレですよ(笑)
「A NEW STYLE WAR」
大状況を真っ向から歌うという意味ではこの曲の右に出るものはないかもしれない。アルバム「J.BOY」の一曲目。
私も初めて聴いた時ビックリしたなぁ。
「戦争を知らない子供たち」
団塊の世代というのは、戦後の歴史と重なり合う。作詞、北山修 作曲、杉田二郎ともに1946年生まれ。上の世代が戦争経験者という断絶が、お手本なき世代、となった所以でもある。1970年の大阪万博で歌われたこの曲は、そんな世代の歌だ。世界に戦火が絶えない中で「知らない」と言ってしまって良いのか、というのが杉田二郎の自問だった。でも、日本の子供たちが永遠に戦争を知らない子供たちであることを願うばかりだ。
「教訓 Ⅰ」
団塊の世代というのは、最初の戦後生まれの世代。二度と戦後をしてはいけない、親の世代の過ちを繰り返さないという教訓がある。フォークソングは自分達の歌がないと思っていた彼らが中心になったムーブメントだった。(中略)戦わない優しさ、の歌の代表的な歌だ。
「さとうきび畑」
夏の暑い日、沖縄のさとうきび畑で誰かが何かをささやいているような不思議な感覚に捕らわれたことがある。(中略)太平洋戦争で唯一の地上戦の舞台となった沖縄。父をなくした少女の悲しみ。米軍が沖縄に最初に上陸した読谷村に歌碑が建っている。
◎「一本の鉛筆」
実を言うと「平和の歌」はこの曲を念頭に選んだテーマと言ってもいい。1974年、広島平和音楽祭に出演する時に作られたもの。8月6日の原爆投下について歌われている。
当日、美空ひばりは「あの日の広島の人はもっと熱かったはずよね」と冷房の控え室を固辞して、猛暑のステージ袖に居たという。彼女も横浜の空爆を経験している。1988年、東京ドームの後も同音楽祭でこの歌をうたった。史上最大の歌姫が、こういう歌を歌っていたということを知ってほしい。
「坊や大きくならないで」
親が子供を育てるのはその子に自分達とは違う未来が待っていると思うからだろう。もし、大きくなったとしても悲しい結末が待っていると分かっていたらどうだろう。60年代後半の泥沼のようなベトナムで歌われていたのがこの歌。
……もちろん、戦争がイヤなのは世界共通ですよね。
以上、他に興味があれば、ぜひこのCDを手に取ってください。なんか、業界のまわし者みたいですが(笑)、純粋にオススメしてるだけですよ(^^)
DISC 2はまたの機会に。
世界にはきっと、戦争に好戦的な人たちなんていません。その国の一部の人たちだけです。なんで巻き込まれなきゃいけないんだろ?
男の子に、ミサイルが飛び出るロボットのおもちゃを渡して、「絶対発射させちゃダメよ」と言っても、ムズムズしてすぐ発射させるはず。男ってそういう本能がある。。
