いつか紹介しようと思いながらすっかり忘れていた、素敵なCDを。


「大人のJ-popカレンダー」



シリーズになっていて、毎月発売されています。気がつくのが遅く、もうかなり進んでいて、私は6月から揃え始めました。





それ以前のは、来年になったらその月に揃えようと思っています。





何が素晴らしいかというと、選曲とコンセプトです。





日本には豊かな行事がいろいろありますが、毎月行事を2つ用意して、それに添った選曲で2枚組になっています。





7、8月は近日に紹介しますので、まずは聞き始めた6月から。




…とその前に(前置きが長いな、すみません)、選曲されている方は、音楽評論家の重鎮、田家秀樹さん。一曲一曲に解説があり、簡単ながら重みと歴史、ユーモアを添えて、粋な文章になっています。





特に私的には昔(60年以前くらいの)日本の良質なポップスに触れられるのは良いですねー。





ではでは、





「大人のJ-popカレンダー」6月




DISC 1    ウェディングソング

1、結婚するって本当ですか / ダ・カーポ

2、愛ちゃんはお嫁に / 鈴木三重子

3、ここに幸あり / 大津美子

4、お嫁においで / 加山雄三

5、結婚しようよ / よしだたくろう

6、ウェディング・ドレス / 九重佑三子

7、娘よ / 永六輔

8、花嫁 / はしだのりひことクライマックス

9、娘が嫁ぐ朝 / チューリップ

10、お嫁サンバ / 郷ひろみ

11、部屋とYシャツと私 / 平松愛理

12、Butterfly / 木村カエラ

13、bouquet / JUJU

14、ずっと2人で… / GLAY

15、糸 / 中島みゆき





DISC 2   雨の歌

1、みずいろの雨 / 八神純子

2、どしゃぶりの雨の中で / 和田アキ子

3、雨に泣いてる / 柳ジョージ&レイニーウッド

4、モナリザの微笑 / ザ・タイガース

5、雨が空から降れば / 小室等

6、雨の物語 / イルカ

7、どうぞこのまま / 丸山圭子

8、好きになって、よかった / 加藤いづみ

9、雨のウェンズデイ / 大瀧詠一

10、バチェラー・ガール / 稲垣潤一

11、恋のしずく / 伊東ゆかり

12、恋人も濡れる街角 / 中村雅俊

13、雨がやんだら / 朝丘雪路

14、塀の上で / はちみつぱい

15、雨あがりの夜空に / RCサクセション





実はテーマからして期待してた楽曲はかなり入ってなかったのですが(笑)、 その分、掘り出し物を聴けたことと、実際ステキな曲が多かったので、幅を広げる意味で良かったと思っています。





海外では、オールドソングを若いアーティストが歌うことがカッコよく見えますし、リスペクトを感じます。




日本でもこの動きはありますが、まだバリバリの現役の方のリスペクトソングが多く、もっともっと掘り下げていいのでは?誇りを持っていいのでは?と思います。実際、アレンジや音の選び方でハッとするものがたくさんありました。まぁ、50代後半以上の人たちなら珍しくともなんともないんでしょうけどね。





最近、野口五郎さんが、桑田佳祐が歌謡曲とオールドロックを同列でやってることに、いたく感心されてました。




あ、関係ないですがつい先日、オザケンこと小沢健二がフジロックのイベントで、ライヴ前にサザンオールスターズの曲を流していたそうです。


以前、いちょう並木のセレナーデとか歌ってましたし、桑田佳祐とのインタビューでもはしゃいでましたもんね。今でも変わらずリスペクトしてくれてるのは嬉しいなぁ。


桑田さんはしきりに、俺たちのことバカにしてるでしょ?と卑屈でしたけど(笑)     ちょうどその頃、渋谷系なんて勢力がかっこ良かった時期でしたもんね。私は今でも「渋谷系」を追いかけています。当時のアーティストはそうやって一括りにされるのを嫌ってましたが。







……話を元に戻して…まぁ、ジャケ買いくらいの気持ちで(騙されたと思って)聴いてみてください。20〜30代の方が何かの縁でこのブログを見たら特にオススメしますね(^^)