今日、たまたまNHKBSの「AKB48SHOW」を見たんだけど、
今も被災地訪問して、無料ライヴを開催しているそうだ。
ニュースなんかでよく地元の方々が、「もうあの日のことが東北以外の方やメディアでも風化されてきている。」と嘆く話を耳にしますが、それは目に見えない部分、例えば支援だったり政府レベルでも感じることなんでしょう。
確かにあれから、私の身近なところでも熊本震災、福岡の大雨洪水がありまして、全国各地でもいろんなことが起きています。
募金なんかもその都度募っていると、拙い言い方ですが「天災慣れ」みたいなものが横行し、次はうちに来るのでは、よその心配までしていられない、なんて狭い視野になる人がいても責められない状態です。
ともかく、象徴的だったのはやはり東北大震災、その前の阪神大震災な訳で、そこを継続して気にかけることで、全国各地も思い出してもらう流れがわかりやすいかと思います。
まぁそんな中、AKB48みたいな人気アイドルが継続して訪問することはものすごく意義があることだなぁなんて感慨に耽っていました。
もちろん、組織に動かされて訪問しているにしても、若い子たちが行って、何かを感じたりお手伝いをしたり、何より現状を生で見ることはものすごく本人たちにとってかけがえのない経験を重ねている訳です。
よく年をとると、もっと若い時にいろんな経験をしておけばよかった、などと思ったりしますよね。だからといって若い人にそれを言ってもピンとこないですよね。人生の連鎖かなぁって(笑)あとになって気づくことばかり。
先日も仕事が忙しい中、ほとんど接待なのですが京都に招待されて行く前にたまたま実家の母と電話で話して「参ったよ、行かなきゃなんないのかなぁ…」って言ったら、
「何、贅沢なこと言って。年取ったら行きたくても行けなくなるんだから。仕事はどうでもいいじゃない。」
なんて言われてしまいました(笑)
だから、先日の早稲田実業の清宮選手の選手宣誓で言ってた「まわりの人への感謝の気持ち」。これもなかなか気づかないことで、やはりまわりの大人たちが気づかせないといけないし、そういう育て方をしないといけない。その前に大人がまだ気づいてないのだから、私たちもまだ人生の修行の身だということを自覚しないといけないですね。
なんなんだ、今日の私は(笑)
AKB48ですが、被災地訪問にはもちろんいろんな大人たちの思惑もあるんでしょうが、利害も多角的に一致してるから誰も文句言えないでしょう。
サザンオールスターズの桑田佳祐も、先日は宮城県のとある銭湯で無料ライヴしてましたが、
果たしてどれくらいのアーティストが継続してるでしょうか?
お金もかかることであり、アーティストもそれどころではないという人もいるでしょうが、例えば同じ業界で「AKBのCDの売り方が気にくわない」とか言ってる人たちは、こういった「どぶ板的な」活動はしてるでしょうか?
確かに握手券がついてたり、いろんな音楽以外のサービスをつけて売ってますが、一方でしっかり人の心を打つ活動もしていて、やることはやっている訳です。
そんな良い意味での戦略も立てずに、ある意味純粋に音楽に打ち込むだけではせっかくの良い作品もうまく届かないですよね。
難しい、もどかしい、つらい部分ではあろうかと思いますが、もはや文句は言えないところまでAKBグループはしっかりやっていると思いました。
もちろん、それ以外のところでも常にディスられて、引きずり降りそうとしてる輩もたくさんいますが(笑)、好きな推しメン以外はある意味敵になるでしょうし、それがあの人数だったら何百もディスる要素がある訳だから仕方ないでしょうね。
その推しメンや推しグループに、ファンにとって不都合なことを運営がさせたら、今度は運営にも文句言っても仕方ないでしょうね。
好きな人に向ける気持ち、好きな故郷や住んでいる街に向ける特別な気持ち。
そこを守るあまりに、よそが見えなくなる。
よそが都合悪くなる。邪魔になる。ギリギリの良心では協力もできなくなる。
あぁ、「よそ」と言ってしまった私に一番言い聞かせるブログですね。反省。。(>_<)