いやー、見に行きました、
「茅ヶ崎物語〜MY LITTLE HOMETOWN〜」
内容は言いませんが、「ブラタモリ」を普段見ている人には免疫もあってかなり興味深く見れたのでは。
もちろん、桑田佳祐を見たい、サザンオールスターズの話題も出るだろ、みたいな期待もあったのですが、
人類学者の中沢新一さんのうんちくが個人的にどハマリして、街の成り立ちについてもっと極めてほしかったなぁというのも正直ありました。
幼なじみの宮治さん(サザンオールスターズの名付け親なのは有名)の音楽的側面からの茅ヶ崎へのアプローチと、中沢さんの話とだんだんリンクしていくのもスリリング。
宮治さんと桑田さんの高校時代の回想シーンは、野村周平の桑田佳祐役がかなり似てて(失礼?)違和感なかった。あると思ってた(笑)
洋楽好きな人は、歌謡曲とか遠ざけようとする習慣があるが、桑田佳祐は両方同じに扱っていた、との証言も興味深かったなぁ。
昔の友だちの証言も面白いし、やっぱりサザンファンには見てほしいな。
加山雄三さんの出演と言動も、作品に深みを与えてました。ほうーー!って、違う角度からの茅ヶ崎と音楽の絡みを論じてて、やっぱりスゴい方だなと。
個人的な発見としては、
桑田佳祐の歴史の中で、もうひとつ合点がいかなかった、ライヴでの卑猥なお神輿(ありましたよね笑)と、
映画「稲村ジェーン」のラストシーン。
なんかイビツで、ずっと心にひっかかっていたのですが、今回の映画で思いがけず理解できたような気がします。
やっぱり桑田さんなりに意味があったんだなと、表現したかったんだなと、その深さに自分の浅はかさを省みました。
で、おみやげの、茅ヶ崎物語のうちわを扇ぎながら映画館を後にしました。
帰宅したら、今度は録画しておいた「ミュージックステーション」で桑田佳祐を見ました。
「オアシスと果樹園」「若い広場」の2曲。
桑田さんが高校の時、ライヴの表現者としてブレイクスルーした瞬間を映画で見た者として、感慨深く見させていただきました。
ブルゾンちえみとも絡んでましたね(笑)
この映画や、三ツ矢サイダーのCM、サザンオールスターズの本等々、着々と来年の40周年に向けて盛り上がっていってる気がします。
そうだなぁ、そろそろサザンのトリビュート盤とか出して欲しいし(すごいミュージシャンが参加するだろう)、ベスト盤もね、なーんて(^^)