ここまで赤、橙、黄、白のLAハイブリッドを紹介してきました。今回はピンクのLAハイブリッドを紹介します。
例年であればすでにLAユリは終わっているのですが今年は全体的に開花が遅れているようです。
’パーティーダイヤモンド’
グループ:LA
この品種は以前も取り上げましたが綺麗なのでもう一度別の写真を投稿します。咲き始めはピンクが濃く中心部のクリーム色の発色も合わせてかわいらしくどこか美味しそうなイメージを持ちます。微妙に香りがあります。
画像下の花のように咲き進むと脱色して白っぽくなっていきます。
’ダムスクエアー’
グループ:LA
少し濃いめのピンクで中大輪です。葉焼けに弱いです。
‘クープレット’
’スウィートシュガー’
’グループ:LA
葯が退化するユリです。大輪で草丈も高いです。花被片の大きさが均等になっていないのが惜しいです。
’ボードウォーク’
グループ:LA
ピンクで若干グラデーションがあるところが好きです。この品種も葉枯れに弱いです。
’ブリンディジ’
グループ:LA
若干細い花被が特徴。3倍体であるため茎が太く葉も大きいです。しかし花は小さめです。
’パレネ’
グループ:LA
中輪サイズの2色LA。’クープレット’や’パーティーダイヤモンド’に似ています。ピンクの発色が良いです。
’ピンクブラッシュ’
グループ:LA
中輪の高丈のユリ。散りばめられたそばかすのような模様が素敵ですね。
’アルバタックス’
グループ:LA
ピンクのLAゆりの代表的な品種。切り花や球根でよく流通しています。残念なことに球根流通しているもののほとんどがウイルス病に感染し発症しています。この写真の個体もウイルス病を発症しています。感染経路が鱗片培養の段階なのか流通の段階なのかはわかりませんがピンクユリは本当にウイルスに敏感です。
’ティレノ’
グループ:LA
小中輪タイプのユリ。外側に白い縁が入るのが特徴です。この品種もウイルス病に敏感です。
’パシアーノ’
グループ:LA
うすピンクの中大輪タイプのユリ。この品種もウイルス病に敏感です。密植してある植物園ではかなり多くの個体がウイルス病を発症していました。ホームセンターからのものは発症していましたが、幸いなことにタキイから入手したものからは発症株は出現しませんでした。
ここまで大体50品種のLAハイブリッドを紹介しました。これからはオリエンタルやOTなどが中心に咲いてくれます。アジアティックハイブリッドはあまり投稿できていなかったので、ちょっとずつ数品種投稿していこうと思います。ご覧いただきありがとうございます。