赤いユリに引き続き今日はオレンジのLAを紹介します
おさらいですが、ここでのLAとはロサンゼルスではなくて(アジアティックハイブリッド or アジアティックハイブリッドの元となる原種) × (ロンギフローラムハイブリッドorタカサゴユリorテッポウユリ)のことを指します。
わかりやすく言うとスカシユリ系とテッポウユリの交配グループということです。
多彩な色や模様はスカシユリやその近縁種から受け継ぎ、草姿や花の大きさはテッポウユリから受け継いでいます。
切花生産のユリのほとんどがこのLAユリに当てはまります。また、スカシユリとして販売されているユリのほとんどもLAになります。
コダイラ
グループ:LA
スピードスケーターの小平奈緒選手を称えて2020年に命名された丸弁の大輪品種です。
かなり大きいです。
カボリノ
グループ:LA
こちらも大輪品種。コダイラよりも花被片に細みがあります。
エスプリ
グループ:LA
花被の付け根に黒点が入るスカシユリ系の定型的なパターンです。花は中輪です。性質はアジアティックに近いです。
コルトーナ
グループ:LA
中大輪の無斑点品種。
チェザレ
グループ:LA
中輪で微妙に斑点が残る品種。最近よく出回っています。切花生産で好かれているようです。
畑にも植えています
切り下球でも花の数が揃いますね。花つきも良いですし素晴らしいユリです。
エレモ
グループ:LA
中輪無斑点品種。今年からインターネットで出回っているようです。この株はホームセンターのスカシユリミックスから咲きました。
フレミントン
グループ:LA
丸弁の中輪品種。本来はもう少し大きいですが鉢植えなので力が弱いですね。
アマテラス
グループ:LA
中輪の濃いオレンジLA。2008年に登録された品種です。球根ではなかなか出回らないので珍しい方だと思います。
ディファレンス
グループ:LA
LAはアジアティック寄りのものがほとんどですがディファレンスのようにロンギフローラム寄りの鉄砲型のものも数は少ないですが存在しています。例えばピンクの鉄砲型のロートホルンは世界で初めてのLAハイブリッドとして1988年に品種登録されています。
そんな鉄砲型の中でもディファレンスは珍しいオレンジ色の花です。スカシユリ型のLAには芳香が無いかほぼ無に等しいですが鉄砲型のLAには甘い芳香が感じられます。
肌落ち
植え替えの際に札がどこかへ紛失しちゃいました。なんだったのだろう。