はじめに
我が家の息子(小3)は、今日、学校で20メートルシャトルランをやってきました。去年は学年で1番だった種目です。それが今年の記録は19回。本人は記録の話をしたがらず、どこか元気のない様子でした。
昨日から「頭が痛い」と言っていたこともあり、体調の問題もあったと思います。ただ話を聞くうちに、「去年1番だった」というプレッシャーから、うまくいかない自分にあらかじめ言い訳を用意していた——そんな面も見えてきました。
同じように、お子さんが「体調が悪いから」「今日はやる気が出ないから」と、結果が出ないことを先回りして守ろうとする場面、ありませんか。今日はそんなときの声かけを、わが家の実践として3つにまとめます。
1. まず「結果」ではなく「向き合えたか」を見る
つい数字に反応してしまいますが、子どもが本当に不安なのは「ダメな自分を見られること」です。最初の一言は、記録ではなく姿勢に向けます。
- ✕「え、19回? 去年もっとできてたよね」
- ◯「最後まで走りきった? それならよく頑張ったね」
結果から入ると、子どもはますます殻に閉じこもってしまいます。
2. 「今日出せた力が、今日の実力」と伝える
体調や気分は、日によって変わります。だからこそ、こう伝えます。
どんな状態でも、そのとき出せた力が、今の自分の本当の力だよ。
ポイントは、「ベストコンディションじゃないと本気を出せない」という考え方を、そっと手放させること。本調子じゃない日も含めて、出せるものを出しきること自体に意味がある、と繰り返し言葉にしていきます。
3. 「失敗してOK」を、親が先に口にする
プレッシャーを抱える子ほど、「失敗したくない」という気持ちが行動を縛ります。だから親のほうから、失敗の許可を出します。
- 間違えてもいい
- できないことがあってもいい
- それでも取り組んだ事実が、成長につながる
「うまくやること」より「逃げずに取り組むこと」を評価軸にすると、子どもは少しずつ、挑戦を怖がらなくなっていきます。
おわりに
正直に言うと、「19回」と聞いて一番動揺していたのは、親である私自身かもしれません。「結果じゃない」と言いながら、結果に揺れているのは大人のほう、ということもよくあります。
だからまずは、親が落ち着くこと。そのうえで、「どんな自分でも逃げずに向き合えたら、それは前進だよ」と伝え続けていく。
偏差値や順位に一喜一憂しそうになる毎日だからこそ、小さな積み重ねの一歩を、子どもと一緒に喜んでいきたいなと思います。
今日の一日が、明日につながりますように。