第九話 6秒台
だっだっだっだっだっだ。
はあはあはあはあ。
髭「なんで今頃50m走のタイム測定なんだよ」
たぬ「知らないって。楽だからいいじゃん。ってかお前走り方ロボットみてえだな」
髭「うっさい。これが1番走りやすいんだよ」
今日の体育は50m走のタイム測定。
この一ヶ月基礎的なことばかりでタイムは一度も計ってない。
たぬ「うお!アイツ6秒92だって!」
髭「スタブロ(スターティングブロック)なしだろ?すげえな」
たぬ「あ~でもサッカーのスパイク履いてる」
髭「凛?さっきからなんで黙ってんの?」
俺「ん?いや別に・・・もう番やから行くわ」
髭「お、おう」
大きく2回深呼吸。
「いちについて、よーい、ドン!!」
だっだっだっだっだっだ。カチ。
「うお~すげえ!!」「1番はええじゃん」「スタブロなしで私靴だろ?やべえな」
俺「・・・はあはあはあ。何秒?」
「6秒80!!」
俺「はあはあはあ・・・まあそんなもんか。」
短距離は実は結構自身があった。中学時代あまりタイムを計ったことがなかったので今回のタイム測定は密かに楽しみにしていた。
髭「おい凛すげえな!!学年でTOP5くらいいくんじゃね?」
俺「それはねえだろ」
たぬ「いや、でも十分すげえって」
俺「あ~疲れた。早く飯食いたい」
髭「もうちょっと余韻に浸れよ(笑)」
後ほど掲示板に学年のTOP15が発表されたが、俺は10位だった。
正直少し物足りなかったが・・・こんなもんか。
ともあれクラスで「足が速い子」の称号を得たことはこれからの学校生活に大なり小なり影響を及ぼすことになる。
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