※予約記事のため記入時健在だった父のことを
回顧録として掲載しています※
昨年すい臓がんの手術をし、
術後の経過が悪く、
老人ホームへ入所した父
その父を私と息子で、
初めて面会に行った日の帰り。
父に頼まれた缶入りの薬を
キャリーケースで大量に運んだり、
面会前の抗原検査に
予想以上に時間がかかったり、
初めてのことだらけで、
くたくたになっての帰路
電車移動だったのですが、
最寄りの駅ではなく、
タクシーのりばが豊富な、
１つ先の駅で下車することに
その駅は、
かなり栄えているため、
花屋もいくつかあるのです
植物好きな息子は、
「 （自分用に）パンジーが欲しい 」
と言って聞かず、
おこづかいで購入する約束で、
駅中のフラワーショップへ寄ることに
すると、
自分用のパンジーとは別に、
「 ママ、この中から好きなの選んで。
僕が買ってあげる 」
と言い出しました。
私が、躊躇していると、
「 ママ、じいじのことで頑張ったでしょ。
だから、僕がプレゼントするよ 」
と自分用のパンジーを抱え、
ミニブーケを指さししながら、
話してきました。
そのときの私は、
心の底から、
本当に本当に、
嬉しかった、です
今まで、父の施設入所のことで
（ほかにもいろいろあったのですが）
てんやわんやしていて、
日常生活もままならない状況
だから、息子の一言に、
心がじんわり
今日までの苦労が、
一気に癒されました
ここは息子の男気に感謝し、
ありがたく、
ミニブーケを選ばせてもらいました
（冒頭のブーケは別ものです
）
我が子の成長を感じる出来事でした