今回からしばらく、毎週土曜日は、
『人を動かす』 byデール・カーネギー より、
人を変える原則をお伝えします。
部下を抱える、上司さん、必見ですよ![]()
人を変える原則① まずほめる。
ニュージャージー州フォード・モンマスにある連邦信用組合の女支店長ドロシー・ルブリュースキーは、
部下の能率を向上させた経験について、次のように報告した。
「わたしたちの支店では、最近、出納係見習をひとり採用しました。
この娘の客のあつかいは非常によく、正確で早かった。
ところが、閉店後の帳尻合わせが問題です。
出納係長がやってきて、この娘は即刻クビにすべきだというのです。
『あの娘は帳尻合わせが遅くて、そのために全体の仕事がとどこおってしまいます。
いくら教えてやっても、呑み込めないのです。
やめてもらうしかありません』
とたいへんな剣幕です。
その翌日、わたしはこの娘の仕事ぶりを見ていましたが、通常の業務は早いし、正確でした。
それに客あつかいが実にいいのです。
帳尻合わせだけがなぜそんなにおくれるのか、その理由は、わたしには、すぐわかりました。
閉店後、わたしは、彼女のそばへ行って、話してみることにしました。
彼女はそわそわして、取り乱していました。
わたしはまず、彼女の客に対する気持ちの良い応対ぶりをほめ、
正確で早い客さばきに賛辞を呈しました。
そのあと、私は彼女に、
『帳尻合わせの手順をいっしょにおさらいしてみましょうか』
といいました。
すでにわたしが信用していることを知った彼女は、この申し出を素直に受け入れ、
ほんのわずかの時間に、帳尻合わせの作業手順をマスターしました。
この時以来、彼女にはまったく問題がありません」。
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