子どもにお金の価値や、使い方・貯め方を教えるのって、
人生の中で、優先順位が上だな、と感じます
『子どもが育つ魔法の言葉』
ｂｙ ドロシー・ローノルト/レイチャル・ハリス
から、あるお父さんが、子どもに伝えた方法をお届けします
お小遣いの大切さ
～12歳のサムは、この春、スケートボードが買いたくて、冬の間ずっとお小遣いを貯めていました。
両親は、スケートボードは贅沢品だと思っていました。
そこで、サムに自分で買わせることにしたのです。
サムも文句はありませんでした。
けれど、4月になった今でも、まだ20ドル足りません。
サムは気が気でありませんでした。
そんなサムにお父さんは言いました。
「ずっとお金を貯めて、えらかったよ。
足りない分は、何かアルバイトをして稼いだらどうだい」
「でも、まだ、芝刈りには早いでしょう？」
サムは残念そうに言いました。
「うん、そうだね。
でも洗車にはもってこいの季節になってきたよ。
冬の間の埃をきれいに洗ってあげたら、ご近所のみんなもきっと喜ぶんじゃないかな」
お父さんはいいことを言ってくれました。
サムの表情はぱっと明るくなり、こう叫びました。
「そうだね。
春が来たんだから、車もピカピカにしなくちゃね！」
サムは近所を回って、6台も車を洗いました。
弟も助手に雇いました。
サムのお父さんは、息子が今までお小遣いを貯めてきた努力を買いたいと思いました。
そこで、足りない分を稼ぐというアイディアを出したのです。
サムは、こうして、貯金することとお金を稼ぐことの大切さを学ぶことができました。～
↓ 現在受付中のセッションメニュー ↓
