本日も、
『子どもが育つ魔法の言葉』
by ドロシー・ロー・ノルト/レイチャル・ハリス
より、あなたのお子さんに効果的かもしれない言葉を
お伝えします。
第7回目のタイトルは、
”人と同じにしたがる年ごろ”。
お楽しみください♪
人と同じにしたがる年ごろ
~家族よりも友だちにウエートがおかれる年齢になると、
子どもは、何とかして友だちと同じになろうとします。
この時期はまた、子どもが自我に目覚めるころでもあります。
世の中での自分の居場所を探し始める時期です。
子どもは、友だちと同じになり、グループの一員になることによって
安心したいと思うのです。
親は、その子の個性が失われてゆくようで、がっかりするかもしれません。
しかし、子どもは、何とかして友だちを同じになろうとします。
親は、そんな子どもに、友だちと同じである必要はないと言ってやりましょう。
人がそれぞれ違うことは大切なことなのだということを、
子どもに是非教えてあげてください。
友だちの真似をせず、自分に自信を持つべきなのです。
自分をしっかり持っていれば、子どもは、
友だちのことはそんなに気にはならなくなるものです。
もちろん、友だちに影響を受けてはいけないということではありません。
尊敬する友だちを持ち、
あやかりたいという気持ちになることは、
友だちを真似ることとはまったく違います。
そんな友だちがいれば、子どもは目標を与えられ、やる気が出ます。
良きライバルを得れば、子どもは成長します。
相手を尊敬し認めているので、
たとえ自分は目標を達することができなかったとしても、
相手をねたんだりせず、
広い心で結果を受け止めることができるようになります。
キャリーは、本当は自分が陸上部のキャプテンになりたかったのでした。
でも、こう素直に言ったのです。
「カルメンがキャプテンになったの。
あたしじゃなくて。
でも、カルメンならいいキャプテンになれると思う。
みんな頑張ってるし、きっと今年は優勝できるわ」
子どもが思春期を迎え、自我に目覚めたときに、
子どもを支えるのが親の役目です。
この時期、子どもは様々な問題に直面し、自分は何者なのかと悩むようになります。
親の役目は、そんな子どもが自分の特性に気づき、
それを伸ばすことができるように導くことです。
そのために一番良いのは、日常生活のちょっとした合間に、
子どもの話を聞くことです。
車に乗っているときや寝る前のひととき、
一緒に料理をしているときや庭いじりをしているときなど、
いつでもよいのです。
かえって、こんな何気ないひとときの方が、子どもも本音を言いやすいのです。
大切なことは、先回りしたり、親の考えを押し付けたりしないことです。
子どもの話をじっくり聞くことのほうがずっと大事です。
芽生え始めた子どもの自立心を挫いてしまわないように、
親は、あくまでも子どもの気持ちや考えを尊重すべきなのです。~
自分が思春期だった頃、クラスの人気者に憧れたことを思い出します![]()
あなたのお子さんも、今は、そんなお年頃なのかもしれません![]()
お子さんのいいところを、どんどん見つけて、言葉にしていきましょう![]()
