2月も、オススメ本の、
「ザ・メタ・シークレット」by メル・ギル より、
ヘルメスの法則について、
書いていきますね。
第6回目の本日は、
5.リズムの法則
です。
5.リズムの法則
オーストラリアのアボリジニの間に、リズムを使ってこれからやってくるより良いときを見つける、
という物語があります。
最初、アボリジニの一族は、山に住んでいました。
彼らの住む土地は青さと緑が茂る豊かな場所でした。
西へ行くと、土地は平らで乾いていて不毛でした。
東側は山が多く、危険な上り坂になっていました。
永い間、雨が降らなかったあので、彼らの井戸はほとんどかれてしまい、
人々は心配していました。
もっと待っても雨が来なかったら、その美しい土地からどこかへ移り住む決心を
しなければならなかったのです。
しかし、長老は、人々に間もなく事態が変わるから安心していなさい、
と言いました。
人々が眠っている夜に、2人の欲張りな男たちが井戸の最後の水を
盗み出すことにしました。
2人は水をエーラムンという大きな入れ物に入れました。
エーラムンは2人で運ばなければなりませんでした。
目を覚ました他の男たちは、水が盗まれたことを知って、
とても怒りました。
しかし、長老は
「怒っても喉の渇きを癒せるわけではない。
対応の仕方を変えよう」
と促しました。
間もなく捜索隊が結成され、犯人を探すことになりました。
エーラムンは重かったので、泥棒たちの足跡が地面の上に残っていて、
あとを追うのは簡単でした。
間もなく、追っ手は泥棒たちに追いつきました。
2人の泥棒は村人たちが水を取り返しに来たのを知ると、
走って逃げました。
彼らを止めるために、追っ手は槍を投げ始めました。
槍の1本がエーラムンの横に当たり、
穴があきました。
しかし、泥棒たちは走っていく間、
水がもれているのに気が付きませんでした。
すぐに追っ手は泥棒に追いつきましたが、
水はほとんど残っていなかったので、
彼らはがっかりしました。
しかし、長老が今に必ずいいことが起こるといったので、
前向きな気持ちを持ち続けました。
この時代は、魔法の時代だったので、
いつも不思議なことが起こりました。
泥棒の足跡をもう一度たどってみると、
エーラムンから水がこぼれた場所が泉になり、
そこからいっせいに水が湧き出してきたのです。
水が豊富に湧き出したので、
彼らは大喜びして村へと帰りました。
長老は泥棒たちを罰して1人は最初のエミューに、
そしてもう1人は最初の青い舌のトカゲに変えたのでした。
(第6章 流れに乗る より)
