手 | 紫の野菜生活おいしすぎっ

あなたの手は

いつも冷たくて

一生懸命温めても

それでも冷たくて



でも

その手に

その声に

その笑顔に

どれだけ

救われただろう

助けられただろう

いつも

頭の中にいる

心の中にいる

あなたに

どれだけ

支えてもらっただろう



目に見えない傷は


やがて

かさぶたになり

剥がれ落ち

また新しい

傷がつく


自分でつけた傷も

人につけられた傷も

あなたが

いつも

さすってくれてました


涙をふいてくれました


背中を押していてくれました



冷たくて

かよわくて

小さなその手で